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仙蔵『…小平太。自分が何をしたのか分かっているのか？』
小平太『いやぁ、悪い！まさかAが入っているとは知らずに風呂に行ってしまった』
文次郎『だったら少しは反省の色を見せんか！』
小平太『む、風呂に入ろうとして何が悪いんだ』
留三郎『問題はそこじゃねぇんだよ！』
私の声は学園中に響き渡っており、何事かと慌てて来た6年生に小平太…と呼ばれた急に脱衣場に入ってきた男の子は引きずられて行った。
私もあの後直ぐに寝間着に着替えて、伊作くんに部屋まで送ってもらった。そして落ち着いた所で仙蔵くんの部屋に呼び出され、今に至る。
小平太…くんは、仁王立ちしている仙蔵くんを中心に留三郎くん、それから文次郎と呼ばれていた目の下に大きなクマのある男の子に囲まれる形で正座をしている。
そんな私は伊作くんの後ろに隠れ、事の経緯を見守っていた。
仙蔵『小平太。伊作から風呂に入る時には気をつけろと言われたのは覚えているな？』
小平太『もちろん、覚えているぞ！』
文次郎『では、何故気をつけろと言われたのかは覚えているか？』
小平太『あー…忘れた！』
はははっ！と笑って答える小平太くんに長次と呼ばれていた顔に傷のある仏頂面の男の子以外は頭を抱え大きな溜め息をつく。
なんか…すんごく明るい性格っていうか大雑把っていうか…。
小平太『A！』
突然名前を呼ばれて思わず身構えてしまう。咄嗟に伊作くんの装束の裾をきゅっと握ってしまった。
「な、なに？」
小平太『驚かせて悪かった。次は気をつける』
そう言って二ッと笑った小平太くん。
まぁ、悪気はなかったみたいだし、こうして謝ってくれてるし…体は手ぬぐいで覆ってたし、いっか。
そっと伊作くんの後ろから出て小平太くんに近づき、正座をしている彼に目線を合わせるようにしゃがみ込んだ。
「今度から気をつけてくれたらいいよ。改めて、音無Aです。こんな形の出会いになっちゃったけどよろしくね」
そう言い、右手を彼に差し出すと、直ぐに握手をしてくれた。
小平太『私は6年ろ組の七松小平太。よろしくな！ところでA！』
「うん？なに？」
小平太『顔に似合わずスタイルが良いな！』
「〜〜〜〜〜〜っ！！何も反省してないじゃん！！！！」
小平太『あいた！褒めたのになぜ叩く？！』
それから小平太(君付けしなくても良いと判断した)は朝までみっちりお説教をされましたとさ。
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りっか(プロフ) - 住人さん» ようそこ沼へ！！！！大歓迎です♡嬉しいお言葉ありがとうございます！！！！ぼちぼちになりますが頑張りますのでよろしくお願い致します！！！！ (2023年2月18日 9時) (
レス) id: 478fa1c1b9 (このIDを非表示/違反報告)
住人 - 最近沼に落ちてきました。しばらくここでお世話になります！これから猛スピードで最新話に追いつくので更新頑張ってください!! (2023年2月15日 22時) (レス) id: c00a4cd404 (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - スイちゃんの姉貴的存在のご友人さん» うぎゃ！！ありがとうございます！その一言がとても嬉しいです(；；) (2023年1月24日 13時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんの姉貴的存在のご友人 - 良き (2023年1月20日 21時) (レス) @page5 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 銀蘭さん» ぎゃあああああああああ！！ありがとうございますううううう( ´:ω:` )ありきたりな設定でほんっと申し訳ない思いもありつつ私の妄想に付き合って頂いて…これを励みに頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします！！！！！ (2022年1月23日 3時) (レス) id: c181ad41b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっか | 作成日時：2021年12月17日 16時
