【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！

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仙蔵『まぁ、そういうことだ。ではお前たち、1人ずつ自己紹介をしてもらおうか』

兵太夫『はーい！1年は組笹山兵太夫です。Aせんぱ…じゃなかった、Aさんとお話してみたかったので会えて嬉しいでーす！』

ぐっ…可愛い。
1番目に自己紹介してくれたのは、水色ベースで白の井桁模様が入った忍び装束を身にまとった茶色髪のまん丸い黒目が印象の男の子。先輩と言いかけたところとかグッときた。胸を押えながら声を振り絞る。

「いいよ…、私の事…A先輩って…呼んで…私も兵太夫くんって呼ぶね」

兵太夫『良いんですか？じゃあ、A先輩よろしくお願いします！』

可愛くて元気があってよろしい。

伝七『僕は1年い組黒門伝七と言います。よろしくお願いします』

兵太夫くん同様の忍び装束で、赤みがかかった茶色の髪を一括りにしており、キリッとした目をしている。同じ学年でも2人はえらく対照的だなぁ。
すると、伝七くんが少しモジモジと何かを言いにくそうにしている。どうしたんだろうか。
少し考えてもしかしてと思い声をかける。

「ねぇ、伝七くん。伝七くんも私のこと先輩って呼んで欲しいなぁ」

伝七『！…はい！先輩からの頼み事なら呼ばせてもらいます！』

ぱぁっと表情を明るくさせるあたりやっぱり10歳なんだなぁと感じる。可愛い。ほんとに可愛い。語彙力無くなるレベル。

藤内『自己紹介の予習はしていないけど…仕方ない！僕は3年は組の浦風藤内です。僕もA先輩とお呼びしたいのですが…』

そう言ったのは、萌黄色の忍び装束を身にまとい、特徴的な前髪をした男の子。
おずおずと先輩呼びしたいと言ってくる。はい、可愛い。断れる訳ないし断る理由なんて断じてない！

「もちろん！藤内くんよろしくね」

藤内『はい！よろしくお願いします、A先輩！』

今まで主に上級生にしか会えてなかった事もあり、下級生がこんなにも可愛いとは思わなかった…。早く知りたかったよ…。胸が苦しい…まさか、これが恋？(違う)

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