【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！

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三郎くんと雷蔵くんと別れて、着替えだけは整理出来ていなかったのでもう一度押し入れから引っ張り出して整理を始める。

吉野作造 以下 吉野
『Aさん、いますか？』

扉を叩く音と同時に吉野先生の声が聞こえた。引っ張り出した着替えを慌ててまた押し入れに詰め込み返事をする。

「は、はいぃ！います！どうぞお入りください！」

吉野『では、失礼します。Aさん、少しいいですか？頼み事をしたいのですが…』

「大丈夫です。私に出来ることであれば何でもどうぞ」

吉野『助かります。作法委員会顧問の斜堂影麿先生からの頼み事なのですが、首実検の講習で使用する生首フィギュアの掃除を手伝って欲しいとの事です。お願いしてもいいですか？』

いや待って待って。首実検？生首フィギュア？何か物騒な言葉並んでたけど大丈夫そ？

「はぁ…えっと、それは私にも出来る簡単なことですよね？」

念の為聞いておかないと大変なことになりそうだ。

吉野『もちろんです。お手入れをするだけなのでAさんにも必ず出来ます』

吉野先生が大丈夫って言ってくれるなら大丈夫そうかな。

「分かりました。では引き受けます」

吉野『ありがとうございます。本来ならば明日から仕事をしてもらうつもりでしたが、急にすみません』

「いえいえ！気にしないでください。えっと、私はどこに行けばいいですか？」

吉野『学園長先生から頂いた学園の見取り図はありますか？見取り図でいうと、この倉庫にフィギュアが置いてあるはずなのでまずはそこへ行ってみてください。おそらく作法委員会の誰かがいると思います』

「分かりました！では早速行ってまいります！」

そう言うと私は自分の部屋を後にして倉庫へ向かう。

それにしても忍術学園にも委員会なんて存在するんだなぁ。他にどんな委員会があるんだろう。あとで伊作くんと留三郎くんに聞いてみようかな。

なんとなーくだけど、倒れた私を介抱してくれた伊作くんは保健委員会っぽいよね〜。

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