トリプルフェイス？いえ、ツウェルブフェイスです( ・`д・´)←【名探偵コナン】3

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俺がボーッとしていると

『萩原!いつまでボーッとしてんだ!』

さっきまで電話越しに聞いていた声が聞こえる。

萩原「…えっ!陣平ちゃん…!?…………あれ?」

『やっと気付いたかな、萩原君。』

その声の方を向くが、いたのは伊藤警視監だった。

そのまま家に入れられ、コーヒーを渡される俺。

今だに状況を掴めてない。

俺は爆弾の解体に来て、ただタイマー止まってるから良いやって思って煙草を吸って、松田から電話がかかってきて、それでタイマーが動き出して…?

『あはは、そんなに警戒しなくても良いよ。気になったことは全部教えてあげるから。』

そう言って俺に優しく微笑みかけてくれる伊藤警視監。

俺はコーヒーを飲んで、一つ息を吐く。

萩原「それじゃあ伊藤警視監、教えてくれますか。」

『勿論。________。』

そこから伊藤警視監は包み隠さず教えてくれた。

伊藤警視監は[存在しない組織]と言われているゼロの所属で、今回の爆弾事件は今伊藤警視監が潜入して調べている組織による犯行であること。

その組織が壊滅するまで俺は死んだフリをして別人として生きていかなくてはいけないことも教えてくれた。

俺は感謝を伝える。

あの時伊藤警視監がいなければ確実に爆発に巻き込まれて死んでいた。

伊藤警視監は命の恩人だ。

まぁ少しお説教されたけど。

『これからここで変装して名前も変えて暮らしてもらうんだけど、その際に言っておきたいことがあってね。私、実は変装してて伊藤祐希じゃないんだ。』

もう一つ話したいことがあると言われ、聞いたらそんな話だった。

どういうことだ?

かなり混乱するが、伊藤警視監は役職柄そうしなければいけないらしい。

伊藤警視監は変装を解く。

光に当たると金に発光する茶髪と、澄んだ青い目。

はっと息を飲むくらい美人だ。

伊藤警視監は工藤Aと名乗った。

しかも、年齢は22!?俺と同い年ってこと!?

経歴を聞いたら固まるしかない。

凄い規格外だ。

『萩原君が死んじゃったら、松田君とかゼロとかヒロとか伊達君とか皆悲しむんだよ?特に松田君。』

その言葉に違和感を覚える。

松田達のことを知っているのは分かる。

ゼロとヒロって降谷と諸伏のことだよな?あいつらはお互いをそう呼んでるし。

聞いてみたら、子供の頃に遊んだことがあるらしい。

そう言えば、降谷と諸伏の好きな人って明るい茶髪に青い目のAって子じゃなかったっけ?

そうか、この子がAちゃんか。

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