トリプルフェイス？いえ、ツウェルブフェイスです( ・`д・´)←【名探偵コナン】3

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赤井side


10年前、父が事件に巻き込まれ行方不明になった。

父はあまり語らない人だったから知らないことが多いけれど、父親として一人の人間として父を尊敬していた。

その父が行方不明。

その上俺達は安全の為と日本に行くことになった。

絶対裏があると思った。

真相を暴きたいが、15歳である俺では何も出来ない。

その時、ふと思い出した。

『もし何か、君の元で理解不能なことが起きたらFBIになりな。君にはぴったりだ。』

3年前単身でアメリカのFBIに乗り込み、案内してくれた女性が言った言葉。

プラチナブロンドの髪に碧の目の、恐らくあの日の俺よりも年下であろう少女。

神代ルイの言葉だ。

あの人は何とも言えない不思議な感じがした。

もしかしたらこうなることを見越していたのか?

取り敢えず、アメリカに行こう。

高校,大学をあっちで進んでFBIになろう。

俺は身重の母と弟に、FBIになる為にアメリカに行くと告げ、アメリカに向かった。




俺は無事高校,大学を卒業、FBIに入ることが出来た。

これでようやく調べられる。

神代ルイに会うことが出来る。

謎に満ちた少女。

悪人ではないことは関わって分かるが、何者なのかは全く分からない。

赤井「は……?辞めた…?」

FBI1「あぁ。確かもう9年も前だったかな。上にだけ理由を伝えて辞めてったぞ。」

神代ルイと言う存在は既にFBIにはいなかった。

そうか、もう会えないのか。

少しだけした胸の痛みに気付かないフリをした。





そこから2年間、FBIの業務を淡々とこなしていった。

俺には遠距離からの狙撃の才があるらしく、仕事もスムーズに進んでいった。

ジョディ・スターリングに告白され付き合うことになった。

父親の情報は中々掴めずにいたが、それなりに順調な日々だった。

とある日、空港でテロが起きたと情報が入った。

俺達は駆り出され、俺は外からテロリストの奴等を狙う。

撃とうとした瞬間、一人の女がテロリストに連れられる。

チッ、面倒くさい。

と思ったのも束の間、連れられた女がテロリストに手刀をきめ、銃を奪い他の奴等の手を撃った。

同時にこちらにも突入の指示が入る。

テロが制圧され、俺は例の女を探しだし見つける。

金茶の髪に青い目のそれなりに美しい女だ。

華奢な体型で武術をやっているようには思えない。

その女はまたとんでもないことを言った。

『私のことでしたら、神代ルイさんに聞いてください。』

何だと…?

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