トリプルフェイス？いえ、ツウェルブフェイスです( ・`д・´)←【名探偵コナン】3

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松田side


今日俺達の前に現れたのは伊藤祐希とか言う警察の奴だった。

チッ、警察の上の奴なんて見たくもねぇ。

しかも、無害そうな顔をしているのが余計にムカつく。

何の用だか知らないが早く帰らねぇかな。



今日は射撃の訓練があった。

あの女警察様は無害そうな顔をして警察一の射撃の腕前らしい。

こんな平和な日本で拳銃なんて使わねーよ。

拳銃はもう既に分解したことがあるから違和感がないかだけ確かめて銃を撃つ。

銃弾はおかしな所へ飛んでいく。

萩原「ちょっと、ちょっと陣平ちゃん!?怖いよ!?」

萩原が相変わらずうるせぇ。

萩原に構わず銃を撃っていると、萩原の奴が女警察様を連れてきやがった。

馬鹿みたいに真面目に口出ししてくる奴。

警察様は20ヤードの的の真ん中をいとも簡単に撃ち抜きやがった。

松田「(クソッ、俺としたことが。)」

あまりにもその横顔が真剣そのもので、凛とした目に見入っていたらしい。

銃を渡され構える。

さっき指示されたように撃とうとするが、また弾はどっかに飛んでいく。

そうすると、警察様が直々にカバーしてきた。

俺の体を支える。

反論しようとしたが、奴の目は真剣でさっきと同じ目をしていた。

さっき俺が見入ってしまった目。

指示されたように撃つと弾は的の真ん中を貫く。

『やったね!松田君!』

子供のように無邪気に笑う。

凛としている孤高の女王様かと思ったが、そうでもないんだな。

意外と可愛いかも……って何考えてんだ俺。

はぁ、何か調子狂う。

『はい。またね、松田君。また体術の授業にも出るから。あと、君は爆弾処理とか得意でしょ?綺麗な手をしてる。得意をしっかり極めなよ!』

そんな話は何もしていないのに俺が爆弾処理が得意だと見抜いた。

松田「何なんだ、あの人…。」

俺の口から出たのはそんな言葉だった。

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