転生者な柱、救った命を愛したい ~私、お姉ちゃんになります~← 4

真っ赤な ページ15

錆「相変わらず素晴らしい剣技だが、あまり突っ込みすぎない方が良いのではないか?それに今日は俺もいるのだし、少しは俺に任せてくれても良かったんだぞ。いくらA姉さんが俺より先輩の柱とはいえ、病み上がりなのだから無理しないでくれ。」

『うん、うん。大丈夫だよー。気を付けるねー。』

錆「やはり先程から俺の話を流しているだろう!?」

しまった、バレた


今日は義勇と同じく水柱の片割れで我が弟弟子である錆兎との合同任務

もう任務自体は終えたのだが、実は合流したときから錆兎がこんな感じなのだ

これでももう本調子に戻ったからそんなに危なっかしいところはなかったはずなんだけどなぁ

錆「聞いてるのか!?」

『聞いてるよー。』

錆「やはり流しているな!?」

何故バレたし

錆「A姉さんは人の話を聞いていないときに返事をすると相槌が大体2回だし語尾が伸びるから分かりやすい。」

『錆兎、今私の心の中読んだの?エスパー?』

錆「えすぱーとは?」

あ、エスパー知らないのね。そうね、カタカナ用語だし今の日本には全く馴染みがないもんね。ちょっと舌足らずに知らない単語を言うの可愛いね

錆「……全く別のことを考えただろう。また俺を可愛いと思ったのか?」

『…えっ!?何で分かったの!?』

錆「昔からA姉さんが可愛いと言ってくれるときはとびきり優しい目と笑顔をしている。それに、何年間一緒にいると思ってるんだ。」

至極当然のように言ってくる錆兎に、思わず顔が熱くなる

え、そこまで筒抜けだったの?なんかもうちょっと、頼りがいと余裕のあるお姉さん的な立場でいると思ってたのに…

錆「なっ///A姉さん!?」

『ちょ、ごめん…////思ったより筒抜けなのが恥ずかしい…。///』

手をパタパタさせて顔を扇ぐ。早く収まれこの熱

錆「/////////////」

錆兎もなんか顔を赤くしちゃってるし、この状況はたから見ればカオスだな

取り敢えず、照れ顔錆兎もとても可愛いってことでOK?


っていうか何で錆兎は顔を赤くしてるんだ?もらい泣きならぬもらい照れ?

継子にも→←心配症

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