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最後の部屋に入る。
『_____ジン。』
ジン「_____バレンシア。」
最後に会うのは、勿論ジンだ。
ジンも私がバレンシアだった頃は良くしてくれていた。
私には比較的に安全な任務を回してくれたり、部屋を用意してくれたり、ハッキングの為に施設を整えてくれたりエトセトラ。
外国とか少し遠出の任務の時はお土産(現地で有名な甘い物)を買ってきてくれたりとか。
……あれ?めっちゃ甘やかされてね?
出張ばっかの父親が滅多に会えない子供に貢ぐみたいだぞ?
会えない時間が多いから会える時は存分に甘やかすお祖父ちゃんみたいだぞ?
……私は庇護対象?
まぁ取り敢えずそれは置いといて。
ジンは____確実に私のこと恨んでるんだろうな。
詳しいことはまだ探ってないけど、大切なあの方の組織だもん。守りたかったに決まってる。
……肝心のあの方はこちら側だけど。
『…………………。』
私は何も言えなくて口籠る。
ジン「バレンシア…。」
意外にも先に口を開いたのはジンだった。
ジン「てめーが何を考えてるのか分かる。難しいこと考えやがって。」
『……だって。』
ジン「別に、恨んじゃいねーよ。」
その言葉に目を見開く。
え?組織大好き人間のジンが?どう言う風の吹き回し?
ジン「失礼なこと思ってやがる。___てめーがNOCで銀の弾丸なのは何となく気付いてた。」
『は…?』
益々意味が分からない。
ジン「お前になら組織を壊滅させられても良いって思ったんだ。お前には黒より白が似合う。穢れのない純白だ。何にも染まらない黒もよく似合うがな。」
『どう……して…。』
語彙力がなくなってるのは勘弁してほしい。
あの組織大好き人間のジンさんですよね?別人じゃないですよね?
ジン「……人が大真面目に話してやってるのに別の考え事とは良いご身分だな、バレンシア。」
めっちゃ見透かされてんだけど。
何で分かるの?エスパー?
ジン「何で俺がこんなにお前に甘いか教えてやろうか?」
私は静かに頷く。
ジン「_____俺はお前に惚れてるんだよ、工藤Aよぉ?」
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R - 何回読んでも神作!もう五周読みました。夢主ちゃん何回読んでも鈍感… (9月29日 16時) (レス) @page35 id: 71c4613313 (このIDを非表示/違反報告)
nrsstkk(プロフ) - レーナさん» コメありがとうございます!楽しんで読んで頂けて恐縮です!(о´∀`о)こちらこそ読んで頂けてありがとうございます! (2020年8月15日 18時) (レス) id: ded1c747a8 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - さしぶりに見た→控えめでいって神作ですね!?いつの間にか組織壊滅しているし!!?神作ありがとう!ございます!! (2020年8月15日 16時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
nrsstkk(プロフ) - のんちゃんさん» コメありがとうございます!これからも頑張って更新していきますね!応援ありがとうございます!(о´∀`о) (2020年8月14日 17時) (レス) id: ded1c747a8 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて何回も読み返してます!更新待ってます!応援してます!!!!!!! (2020年8月14日 8時) (レス) id: 03b3e3161b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リンゴっ子 | 作成日時:2020年6月29日 8時