赤井家姉弟の一番目、日本の公安警察を志す

5 ページ7

末の妹,真純が生まれて3年が経った。

私は現在19歳。高校を卒業し、これまた頭が良いと評判な大学である東都大学に入学した。

この大学を4年間通ったらやっと警察学校だ。

長い、早く動きたい。

ハッキング等をやろうと思えばやれるが、警察になる前に犯罪行為を犯すのは好ましくない。

まだ、動いてはいけない。

やきもきする。きっと秀もアメリカで同じようなことを思っているのだろうな。

遠い地にいる弟を思いながら、カフェの紅茶を呷る。

日本の紅茶は、まだ口に合わない。

父が帰ってきたら、またイギリスで過ごせるだろうか。

??「すみません、相席を頼んでも宜しいでしょうか。」

『……どうぞ。』

??「ありがとうございます。」

相席をとやって来た男性。

周囲を見渡せばそれなりに人がおり、空席はなかった。

今までこの容姿のお陰で男に困ったことはない。ナンパされることもよくあり、それが目的で相席をされることもある。

だがこの状況ならば相席でも仕方ないだろう。

??「………東都大学の方ですか?」

『……そうですがどうしてそれを?』

??「ほら、そこにある貴女の鞄に入っているその手帳。東都大学生に入学記念として配られる物でしょう?」

『正解ですが、女性の鞄の中身を観察するのは不躾ですよ。』

??「失礼、私も同じ大学に通っているもので。申し遅れました、姓は諸伏、名は高明、渾名は音読みでコウメイ、以後お見知りおきを。」

『………世良Aです。』

目の前の諸伏高明と名乗った男性を観察する。

癖のない黒髪に少しつり上がった猫のような灰色の目。

顔は整っている方で日本人って感じだ。

年齢は私と同じかそれより下……大学に通っていることは同い年か?

まぁ日本人は所謂童顔ってものらしいから年上の可能性も否めなくはない。

長々と相席する必要もなく、私は紅茶を飲み干す。

席を立とうとしたが、男性が取り出した物に目を奪われる。

『三國志…?』

高「おや、興味がおありですか?」

『少し……。まぁ漢字が苦手なので読んだことはありませんが。』

中国語と日本の漢字は出来ないって程でもないがどちらかと言えば苦手だ。

高「そうですか。では、私と一緒に勉強しながら読みましょうか。」

諸伏さんは微笑みながらそんなことを言ってきた。

6→←4

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す