赤井家姉弟の一番目、日本の公安警察を志す

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降谷君と飲みに行って数日が経った。

今は組織、と言うか裏の社会が少し落ち着いていてあっちの任務が少ない為出来る限り警察庁にいる。

その間は降谷君の指導に付きっきりだった。

彼は飲み込みが速くミスも少ない。

あまり褒められることではないが、徹夜出来る日数も増えていっている。

これならもう現場に出しても構わないだろう。

……思ったよりも早くに、大きな潜入捜査の話がきたがな。

この日本人離れした"容姿"は使えるからな。

降「世良さん、こちらの書類に判をお願いします。」

『あぁ。』

降谷君から新たな書類を渡された時だった。

同僚の一人が、ゼロの部屋に駆け込んできた。

同「緊急!マトリと連携して捜査していたランクAの犯罪組織に動きあり!尾行捜査に失敗し捜査員数名がアジトに引き込まれ交戦中!援護を頼みます!!」

課「了解した。全員銃を持て、行くぞ!」

課長が声高だかに命じる。

『降谷君、君も行くぞ。教えた通りに動けば良い。怪我はするな。』

降「はい!」

スーツのシャツの上にホルスターを装着し銃を入れる。

その上から上着を羽織り、髪をもう一度結い直す。

それに、相手は麻薬を主にする、そして警察庁公安とマトリに目を付けられている犯罪組織。

組織と言うからにはそれなりの技術を持っているはず。

万が一に備えてガスマスクや水を持っていった方が良いな。

仲間達に続いて、私は足を踏み出した。

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