赤井家姉弟の一番目、日本の公安警察を志す

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『降谷君、生きてるか?』

降「…………何とか。」

『確か二徹目だったか?取り敢えず慣れないうちはそれくらいにして寝てきた方が良いぞ。』

降「しかし仕事が……。」

『こう言う時は教育係に甘えとけ。』

降「……すみません。」

そんな感じで降谷君を仮眠室に突っ込む。

降谷君がゼロに配属されてから既に一ヶ月が経った。

私は最初の一週間はそばにいることが出来たが、長期の任務が入り会うのは二週間ぶりだ。

まぁ業務の量上やっと仕事に慣れてきたらしいが、二徹目で倒れるのはまだまだだな。

さて、降谷君が寝ている間に自分と彼の仕事を終わらせるか。

手を付ければ三時間程で終わった。

そしてタイミング良く降谷君が仮眠室から出てくる。

隈も先程より薄くなり顔色は良いように見える。

『降谷君、ちゃんと寝れたか?』

降「はい。すみません。先輩を差し置いて眠った上に仕事まで任せてしまって。」

『ここ最近は教育係らしいこと出来ていなかったからな。気にするな。』

と言ってもこの短い期間で降谷君のことはよく見ているつもりだ。

根っからの生真面目で今回のことについても恐らく罪悪感を感じているはずだ。

こう言うのは一度私の我儘に付き合わせて自己嫌悪を減らすのが得策だ。

丁度仕事も終わってるし、先後輩の仲を深められる良い機会だろう。

『降谷君、一杯付き合ってもらえるか?』

降「はい、世良さんが言うのなら。」

さぁ、降谷君を連れてお気に入りのバーにでも顔を出すかな。

きっと彼も気に入ってくれるさ。

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