トリプルフェイス？いえ、ツウェルブフェイスです( ・`д・´)←【名探偵コナン】6

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どもども、今度はゼロを捕獲した伊藤祐希ことAです。

こいつ何したと思う?

正解は…デスクに座った瞬間寝たでした〜。

仮眠室行けよ!

『はぁ…。』

溜め息はご愛嬌ということで。

私は机から立ち上がる。

風見「い、伊藤さん?降谷さんだったら私が…。」

『じゃあ風見君、変な仕事で悪いんだけど降谷君に最終責任があるもの以外の書類を全部私に回してくれる?』

風見「えっ!?全部ですか!?」

『Of course.』

風見「流石に全部は伊藤さんが……。」

『大丈夫よ。宜しくね。』

私は眠っているゼロに肩を貸して仮眠室に連れていく。

ベッドの上に乗せ布団をかける。

……ちょっと観察していこうかな。(好奇心)

相変わらずの綺麗な金髪。

睫毛は長くて自然と上を向いている。

鼻筋はスッとしている。

肌には一切のシミもなし。掠り傷と殴られた後は少しあるけど。

イケメン二人は自分の顔がイケメンだと思っていて殴り合っていたのか?

それだったすげームカつくな。

だってこの顔国宝やん?神様の祝福やん絶対。←

傷付けたらいけません!

降谷「……ん。」

おっと、これ以上は起こしちゃうかな。

さっさと仕事しますか。

立ち上がって仮眠室から出ようとするとスーツの裾を引っ張られた。

ゼロ?

降谷「A…、ヒロ…、いかないでくれ…。俺を一人にしないでくれ…。」

見ればうっすらと涙が溜まっている。

ゼロには謝らなきゃいけないことが沢山あるなぁ。

ここでは伊達君が生きてるって分かっているだろうけど、大切な同期3人が既にいないんだもんね。

しかも一人は幼馴染の親友。

大切な人を失うことがどれ程辛いか。

『大丈夫、きっとすぐに会える。時がくれば全ての真実は明るみになり、幸せな時が帰ってくる。だから、もう少しだけ待っててね。』

ゼロの目元にキスを落とし、私は仮眠室を出た。

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