開久高校購買部!!３【今日から俺は!!】

さよなら購買部 ページ42

相良side





もうすぐ、冬休みが終わる。


それは必然的に

あいつがあそこから居なくなるという事。



なんだそれ…


会えなくなるとか意味わかんねぇわ。





相良「今日は朝から用事あるっつってたしなぁ…」





暇だなぁ…誰かぶん殴りに行くかなぁ…



三橋当たり良さそうだな…



こないだの事もあるしよ




“Aちゃんとイチャイチャしてたんだよ”





あぁ…思い出すだけで殺したくなるわ。





相良「ちっ…智司んとこでも行って交渉してくっか」





ウチのトップに

三橋を海に沈めるお許しを貰いに




俺は外へと出かけた。









1月の外はやっぱり寒ぃ。


ポケットに手を突っ込んで住宅街を歩いていたら






「あ！相良さん！」


相良「おぉ、お前らか」




冬休みだっつーのに律儀に制服を来た

開久の連中に会った。





相良「寒くねぇの？」


「寒ぃっす」




だよな…制服だけってバカだろお前ら。



俺なんてジャケット着ても寒ぃってのに

こいつらよくそれだけで歩けんな。



と、小刻みに震える俺。





「そういや、さっき購買にAさん来てましたよ！」


相良「あ？なんで」


「いや、知らないっすけど…」


「なんか、でっけぇ荷物持って、購買のばばぁと喋ってました」



相良「……は？」





でっけぇ荷物持って…ばばぁと話してた？



ばばぁ帰ってくんの来週だろ？





“ 明日朝から用事があるの”




相良「…まさかあいつ」




嫌な予感がする。




相良「ちっ、クソが！」





その場から弾かれるように開久へと走り出した。

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