開久高校購買部!!３【今日から俺は!!】

最後のキス ページ41

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相良くんと言えば


狂犬とか呼ばれてて喧嘩っ早くて乱暴者だ。




でも、それはベッドの中でも例外ではなく…



いや、殴ったり叩いたりはしないけどさ。




『ねぇ、相良くん』


相良「…何」


『いつから私の事好きだったの？』




ベッドのなかで彼の腕に包まれながら

私はずっと気になってた事を聞いた。




最初はお前コロスって目で私を見てたのに…


いつ私をひとりの女として見てくれたんだろう。




相良「んー…いつからだろうなぁ」


『私が捕まった時？』


相良「もっと前だな」


『じゃあ酔っ払って絡んだ時？』


相良「もっと前」



もっと前？？


じゃあいつだよ！！





私がそっと相良くんを見上げると


彼の視線と交わる。






相良「多分最初からだな」


『…最初、から？』


相良「初めてお前見た時からだったんじゃね？」


『曖昧な…』




なんか、期待外れ…




ガクッと頭を垂れる私に

相良くんの手が乗っかって




相良「気になってなきゃあんなに追い回さなかったわ、俺」


お前に振り向いて欲しくてよ、と。



『相良くん…』



初めてあった時、包丁突き立てた私の事


好きになったの？




そう思うと彼も大概物好きな男だ。



すると突然


相良くんが あ、と言って。




相良「罰ゲーム、まだだったな」


『まだそれ引っ張る？』


相良「今しようや」


『私さっきしたよね？』



そうやって言えば彼は

「忘れたわ」って意地悪に笑った。



『もう、仕方ないなぁ』


ちゅっ


私から相良くんにするキスはこれが最後。




その後、ブツブツ文句を言う相良くんを


家から追い出したのは言うまでもない。





さよなら、相良くん。



明日、私は千葉から旅立つから。




だから、さよなら…

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