開久高校購買部!!３【今日から俺は!!】

クリスマスの夜に ページ22

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『お疲れ様でーす』



21時。


喫茶店を出た先で相良くんが待ってた。






『ほんとに居た…』


相良「たりめぇだろ…迎え来るっつったろ」


『そっか、ありがと』






当たり前の様に2人で並んで夜道を歩く。




・・・でさ、





『どこまで着いてくんの？』


相良「は？お前ん家行くに決まってんだろ」


『は？！聞いてないんだけど！』


相良「言ってねぇもん」





なんの悪びれもなくサラッと

うちに来る宣言した相良くん。




どーせ突き返しても突貫してくるからいいや。









『入って』


相良「おう」



人んち入る時はお邪魔しますだ、ばかやろう。



そして相良くんは

我が物顔でその辺でくつろぎ出す始末。





『で、クリスマスの夜になんの用？』


相良「寂しい女の顔見ながら手叩いてやろうと思ってよ」


『帰れーい！』




ほんっと大きなお世話！！


お前も寂しい男だろ！

手叩いて笑ってやろうか？！



目の前のこいつに向け拳を振り上げたけど

まぁまぁ、と諭された。





相良「嘘だよ……ほら」


『あ、これ…さっきの』


相良「ケーキ、食おうぜ？」



なんて言って、持ってきた袋から

小ぶりなチキンやら惣菜やらビールやら



ビールやらビールやら……



『おい、そこの未成年！』


相良「あ？」


『ビール飲むつもり？！』


相良「いただきまーす」




プシッとかって缶開けてんじゃないわよ！！

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