開久高校購買部!!２【今日から俺は!!】

叔母さんと片桐くん ページ4

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叔母さん「私ね予定より早く退院出来そうなの」


『えっ』




それは、つまり……


私が開久に居られる期間が短くなるという事。



嬉しい、嬉しいけど


なんか……



叔母さん「寂しい？」


『全然！』


叔母さん「でもなぁ…あそこにはAちゃんの方が適任だと思うんだけどなぁ」


『そんな事ない！！』



入って早々ヤバいやつに目をつけられるくらいだから、多分適任ではないはず。




そんな私に、叔母さんはさらに続けた。




叔母さん「Aちゃん、あの相良くんのお気に入りなんだって？」


『はっ？！』



お気に入りとは、どういう事ですか？


逆だよ逆、逆！！




叔母さん「Aちゃんが来てから相良くんが学校来るようになったって…」


『そんな！』




叔母さん、あいつこの間中
不登校決め込んでたんだよ？！


しかもなんか私のせいで。


いや、なんで私のせいなのよ……



しかも



『叔母さん、なんでそんな話知ってるの…？』




さっきから聞いてたら

叔母さんは色々知ってる風で。





叔母さん「あ、そうだそうだ」




困惑する私をよそに


叔母さんはどうぞ、と何かを差し出した。




『これ…って』


叔母さん「松田屋の和菓子」




松田屋の……和菓子。


松田屋って叔母さんの好物の和菓子屋さん。



それを嬉しそうに私に手渡して


叔母さん「なんで知ってたのかしらねぇ、あの子」


と、言った。

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