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赤「ひっろ、」






「まあ大人の男一人暮らしやからな」









結局、俺の家。




理由は2つ





1つはスーツではないけどフォーマルな格好をしとる俺とTシャツにGパンの大毅くんが深夜に街を歩いてるのは法に触れてまいそうな気がしたから。


もう1つはなんだかあのままだとホテルへ行く流れになりそうやったから。







知らんけど。









「大毅くんコーヒーはブラック?」





赤「甘くして、」









今までのマシンガントークはどこへやら、




ソファの端にちょこんと触る大毅くんは緊張しているのか目が忙しなく動く。


初めて集団行動させられた子供みたいでかわええ。

今ならなんでも俺の言うこと聞いちゃいそうやな。









「あんな遅くに何帰りやったん?」





赤「友達と遊んでたら、こんな時間に」





「そう。楽しむのはええけど度過ぎひんようにな?」





赤「おん、」









大毅くんは沈黙が得意やない。

これは一緒に歩いててわかった唯一のほんまのこと。


少しでも間が開くと、何かに急かされるように話し出す。





せやけど、今は、コーヒーを口にぼーっと…









「眠い?」





赤「いや、」





「もうこんな時間やもんな、明日なんか用事ある?」




赤「午後に少し、」








俺ん家に連れてきたのはええけど、

ほんまに何もないうちやからなぁ。






テレビは携帯でなんとかなるやんって思って一人暮らし始めてから一度も買ったことあらへんし、普段料理はせんから折角のIHのキッチンもピカピカのまんま。

ちなみに冷蔵庫にはほぼなんもない。









「おふろ、入って寝よ?

俺も明日暇やし」






暇っていうか、自宅で出来ることってだけやねんけど。







赤「明日も、一緒に居ってくれるんですか、?!」





「ふふ、おん。」





赤「俺、」





「ん?」






赤「、お風呂はお湯を張る派です。」





「おん、わかった。入れてくるな?」

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アイバ(プロフ) - 紗 彩さん» コメントありがとうございます( ; ; )見切り発車でどうなるか自分でもわかりませんがお楽しみください笑 (2020年12月23日 23時) (レス) id: b9676821e6 (このIDを非表示/違反報告)
紗 彩(プロフ) - 初めまして!このお話に惹き込まれて、思わず、コメントしてしまいました!!お話の続きがすごく気になって仕方ないです!!これからも応援しています!更新、頑張ってください!! (2020年12月21日 0時) (レス) id: db182e3ac0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アイバ | 作成日時:2020年12月17日 22時

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