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紫「聞いたでぇ、
こっぴどく怒られたんやってなぁ」
俺が先に注文しといたコーヒーに口をつけ、
「にがぁっ、」と水を飲みながら言う�陲舛磴鵝�
コーヒーってブラックやと甘くないねんで？
知ってた？
�陲舛磴鵑和膤悗瞭欝蘋検�
照史とはちゃうくて建物の道で生きとる上、
俺と人脈が被るからこういう話はすぐ伝わる。
お偉いさんとの約束に1時間半遅れるのは
まあ伝わるわなぁ。
「俺かて完璧ちゃうねん」
紫「淳太は頑張っとるで」
「ふっ、」
紫「なんかおかしいこと言うた？！」
「ちゃうちゃう、
照史も全く同じこと言っとった。」
同じように優しい目をして。
俺が"頑張っとる"として、
頑張れなくなったらどうなってしまうんやろ。
頑張っとるから優しくしてくれるんやったら、
頑張れなくなったら会ってくれないんやろか。
ふたりは絶対そんなことないって
分かってるのに、後ろを向いてまう。
上手くいかないんやなくて、
上手くいかせられんねん。
紫「淳太、あんま溜め込み過ぎんなよ」
「もう手遅れかも…」
紫「うわわ、そりゃあかん、手術せな」
「ええ先生に頼んでや」
紫「いや、俺がやる」
「やや」
紫「なんでぇ」
訳もわからんアホなノリに、
ふたりで声をあげて笑う。
でも手遅れなのはほんまのことで、
底に何があるかはもうわからへん。
何がきっかけで何がいけなかったんか。
まだ"いけないこと"なんてないのかもしれへんけど。
紫「まっ、適当に流すことやな。」
「俺それ苦手や」
紫「手を抜くのも一人前」
俺のため息をかき消すように「上手いこと言うたやろ！」と騒ぐ�陲舛磴鵑�
縦社会で生きてる以上理不尽でやるせないことがあるんやと思う。
照史がちゃうんやなくて、
直接同情するわけやない�陲舛磴鵑�心地ええ。
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アイバ(プロフ) - 紗 彩さん» コメントありがとうございます( ; ; )見切り発車でどうなるか自分でもわかりませんがお楽しみください笑 (2020年12月23日 23時) (
レス) id: b9676821e6 (このIDを非表示/違反報告)
紗 彩(プロフ) - 初めまして!このお話に惹き込まれて、思わず、コメントしてしまいました!!お話の続きがすごく気になって仕方ないです!!これからも応援しています!更新、頑張ってください!! (2020年12月21日 0時) (レス) id: db182e3ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイバ | 作成日時：2020年12月17日 22時
