狐少女は知っている (ページ8)

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天使との邪魔をしないでっ！ページ8

桜花side

上杉「おい､オーカ｡そのくらいにしとけよ｡｣

和典がそう言ってきた｡

貴方「なんで？天使との時間を邪魔しないで｡｣

上杉「小塚が困ってんだろ｡｣

そう言われて和彦を見ると....

確かに困った顔をしている｡

貴方「ごめんね､和彦｡」

小塚「ううん､全然大丈夫｡｣
　「これからよろしくね｡」

ウッカワイイ｡可愛すぎるぞ和彦

あっそうだ｡他の人にもあいさつした方がいいのかなぁ

めんどくさいけどやるか

貴方「胡桃桜花です｡｣
　「あんま関わりたくないけどよろしくおねがいします｡｣

反応はそれぞれ

和彦と若武は驚いた顔

黒木は眉をヒョイッと上げて

和典はあきれた顔

そして立花さんはまたか､という顔

若武「おい胡桃｡｣
　「俺たちの先生役だかなんだか知らないがそれは失礼じゃないか？」

はぁ｡めんどくさい

貴方「私はあなたたちに必要以上の関わりを持ちたくないの｡｣
　「私はカワイイものしか興味ない｡｣
　「ずっと一緒にいる人は別だけど｡｣
　「いい？私はめんどくさいことには関わらない｡分かった？」

私がそこまで言うと若武はようやく黙った｡

私と立花さんが教室を出ようとすると

若武「立花｡あいさつは？」

立花さんは､驚いた様子だった｡

すると､若武はイライラしたように

若武「おまえ､新入りだろ？前からいる俺たちにちゃんとあいさつしろよ｡｣

と､言った｡

私は思わずポカンとした｡

は？なにコイツ

私にあんなに言われたのに立花さんにいばってるの？

先生､ホントにコイツ優秀なんですか？

さあ､立花さんはどうするのかな｡

すると立花さんはみんなの方を向き､こう言った｡