KZ議論 ページ38
貴方side
上杉「若武、具体的に調べるってなにするんだ?」
和典はそう言いながらメガネのむこうの目をふっときらめかせた
和臣は左手のひらにパチンと右手の拳をたたきつけながら言った
若武「決まってる。そいつが家にいるのを確認して、証拠をそいつにつきつけて本当のことを言わせるんだ。」
「そして、オレのチャリを弁償させる。」
上杉「それは無理だな。この程度の証拠じゃ言いっこない。」
「おまけにこっちは向こうより年が下だ。」
「絶対バカにしてデカい態度に出てくるに決まってる。」
「逆に、おどされるってこともあるぜ。」
うっすら笑いながら、きつく少しつり上がったその目をわずかに細めた和典はそう言いながらメガネのむこうの目をふっときらめかせた。
それまで上げていたイスの2本の脚をカタンと床につけた和彦の顔が変わった
うーん、そんなしぐさもカワイイ
小塚「それ、あぶないよ。」
自信たっぷりに首を横にふって和臣は私たちを見まわした
若武「じゃ、現場で新しい証拠を探すのみだ。」
えー...
たたきふせるように和典が言いかえす
上杉「無理だ。オレたちは警察じゃないんだから家のまわりをうろつくくらいのことしかできない。」
「絶対家の中に踏み込むわけにはいかない。」
ここで和臣はグッと言葉につまって和典をにらんだ
若武「じゃ、どうしろっていうんだよ。」
「やめるのか、ここまでわかったのに。」
それでみんな、いっせいに黙りこんでしまった
沈黙に耐えれなかった私は
貴方「まぁ、とりあえずその家、行ってみよ。」
「何かわかるかもしれないし、やって損はないと思うよ。」
と言った
みんな納得して結局駅集合になった
帰り道
上杉「ありがとな、オーカ。」
「あそこで納得させてくれて。」
和典がそう言うからなんだか恥ずかしくなって
貴方「ううん、沈黙に耐えれなかっただけ。」
と、言うと
上杉「ほんとにそれだけ?」
と、聞かれた
ウッ、やっぱ鋭い
貴方「ホントは、ね。」
くるりと和典の方を向いて
貴方「途中で投げ出すなんて私のプライドが許さなかったんだ。」
そう言って笑ってみせると、和典もクッと笑って
上杉「あぁ、知ってた。」
と、言った
絶対解き明かしてみせる!
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革ベルト
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minase - こんにちわ水瀬/minaseさんすごく面白かったです!!!!!!!!!!!! (9月15日 8時) (レス) id: 2cb09aeba9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水瀬-minase- | 作成日時:2021年5月1日 18時