狐少女は知っている (ページ28)

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じじ様とのお話ページ28

貴方side

子供達と別れてじじ様の待つ屋敷に向かった｡

屋敷に近づくたび､緊張が増すのが分かる

深呼吸をして屋敷に入った

貴方「じじ様､桜花です｡」

すると奥からじじ様が出てきた

だいぶ離れているのに威圧感がすごい

白い髪､私達と同じ赤色の瞳､そして...

頭に生えた狐耳

歳はとっているが､まだまだ老いぼれてなどいない

じじ様「桜花､人間界はどうだ｡」

じじ様が言葉を発すると空気が変わる

貴方「やはり､汚れている者が多いと感じます｡｣

じじ様「ふっ､その割にはまた''生かす人間''を増やしたそうだな｡｣

ば､ばれてる...

どこから情報が入ってくるんだろ

貴方「えっと､その...」

どうしよう

ちょっとやばいかも...

じじ様「まぁ､いい｡」
　「そのかわり､きちんと人間を観察してこい｡｣

よかった､許してくれたみたい

貴方「はい！承知しました｡｣

じじ様「...それから...｣

と､じじ様が続けた

じじ様「もっと里に顔を出せ｡｣
　「皆､寂しがっている｡｣
　「それに､お前は次期､里長候補なのだからな｡｣

貴方「はい｡｣

そうか､寂しがってるのか

そういえば､ここにきたとき､皆寄ってきたな

貴方「では､失礼いたします｡｣

屋敷から出ると里の皆が待っていた

そして待ちきれないというように

子供１「オーカ姉ちゃん､明後日の夜お祭りをするよ！」

子供２「絶対参加だよ！''絶対''だからね！」

と､やけに絶対を強調して言った

貴方「分かったよ､''絶対''参加するよ｡｣

里人達「やったー！」

貴方「ふふっ｡｣

なんか楽しいな

オリキャラ設定
胡桃勝吾(くるみしょうご)
・里の人達に「じじ様」と呼ばれている
・桜花達のおじいちゃん
・家族思いで厳しい