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詐欺師再び2 ページ24

貴方side

若武「それよりは、オレとチャリ捜ししたほうがいいと思わないか。」
  「お互い、親にガーガー言われるのは避けたいよな。」
  「おまえはおまえで算数のトップを守り、オレはオレで総合でいいとこを取る。」
  「テリトリーは守ったほうが、お互い平和さ。」
  「上杉、オレはおまえの頭を買ってる。」
  「この犯人を探しだすためには、どうしてもおまえが必要なんだ。」
  「協力しろよ。」
  「おまえの勉強時間を全部くれとは言わない。」
  「3分の1か、4分の1でもいいから、オレに貸してくれ。この分はいつかきっと返すからさ。」

言いおわって若武は口をつぐみ、じっと和典を見つめた。

涼しげな目でまっすぐに、食い入るようにじっと。

その視線の前で、和典は、しばらくの間黙っていたけどやがてあきらめたように大きく息をついた。

上杉「わかった。協力するよ。」

緊張が途切れ、黒木がふっと笑った。

黒木「若武の勝ちだ。」

となりで和彦が、体中から力をぬいて言った。

小塚「そうなると思ってたよ。」
  「だって若武って、最後には絶対、自分の思いどおりに人を動かしちまうんだもの。」
  「だから言ったんだ。人をそそのかす名人だって。」

立花さんは、若武を見た。

若武は両手をハーフパンツの後ろポケットにつっこんで、肩をそびやかし得意そうに笑っていた。

へぇ、やるじゃん若武。

よし!

貴方「ねぇねぇ。」

立花side

若武はすごいなと思っていたその時

貴方「ねぇねぇ、若武。」

胡桃さんが若武に呼びかけた。

貴方「すごいね」
  「あの和典を納得させちゃうんだもん。」
  「あーびっくりした。」
  「里でもなかなか見ない光景だよ。」
  「私、あなたのこと尊敬する。」
  「ねっ和臣って呼んでいい?」

久しぶりのマシンガントーク

これには若武もタジタジ

さっきまでの威勢はどこへやら

若武「あ、あぁ。いいぞ。」

と言っている

うーん、胡桃さんもなかなかすごい

すると黒木くんが

黒木「ねぇ、ずっと思ってたんだけど胡桃。」
  「''里''ってなんのこと?」

あっ、たしかに

''里''ってどこなんだろう。

胡桃さんの表情がこわばったその時

?「おーい姉様〜」

誰かの声がして、声の主であろう人がこっちに来た。

?「もう!心配したよ、全然帰ってこないんだもん。」

この子、誰?

作者から→←詐欺師再び


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minase - こんにちわ水瀬/minaseさんすごく面白かったです!!!!!!!!!!!! (9月15日 8時) (レス) id: 2cb09aeba9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水瀬-minase- | 作成日時:2021年5月1日 18時

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