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リサーチ開始? ページ17

貴方side

若武「くっそ、もう少し早く授業が終わってたらな。」

若武が、長い脚をもてあますようにして階段をおりながら、くやしそうに言う。

若武「犯行現場を押さえられたかもしれなかったのに。」

前を歩いていた黒木が、足を止めてこっちをふりあおいだ。

黒木「出くわしてたら、それこそあぶねーよ。」

そう言って黒木は拳を上げ、親指でトンと若武の心臓をついた。

黒木「やられるぜ。」

青く見えるほど澄んだその目が一瞬、ギラッと光って若武を射とめ、若武は息をのんで立ちすくんだ。

立花さんも和彦もだった。

黒木はすぐ、いつもみたいにふっと笑って私たちに背を向け、また階段をおりて行った。

ワーオ、黒木ってスッゴイ迫力。

立花さん固まってんじゃん。

まぁ、じじ様や母様ほどじゃないけど

そう思っていると

上杉「じじ様やオーカの母さんのが怖いな。」

と、和典がコソッと言った。

貴方「そりゃそうでしょ。」
  「''人間ごとき''がじじ様の迫力には勝てないよ。」

上杉「そうだな。」

そう言って和典と私はクスッと笑った。

ん?

誰かの視線を感じて振り返ると、立花さんが信じれないものを見た、と言う顔で立っていた。

しまった!

話聞かれたかな

立花「胡桃さん...」

彩side

私が黒木くんの迫力で動けなくなっていたとき

上杉「じじ様やオーカの母さんのが怖いな。」

と、上杉くんがコソッと言った。

そんなに怖いんだ、胡桃さんのお母さん。

ん?じじ様?じじ様って誰?

貴方「そりゃそうでしょ。」
  「''人間ごとき''がじじ様の迫力には勝てないよ。」

''人間ごとき''?胡桃さんも人間でしょ!?

上杉「そうだな。」

えっ!なんで上杉くんも納得?

気づいたら私は聞いていた

立花「胡桃さん。」
  「''人間ごとき''ってどういうこと?」

リサーチ開始!→←大げさすぎ....


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minase - こんにちわ水瀬/minaseさんすごく面白かったです!!!!!!!!!!!! (9月15日 8時) (レス) id: 2cb09aeba9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水瀬-minase- | 作成日時:2021年5月1日 18時

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