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消えたマウンテン・バイク ページ14

貴方side

よし!全部ノートに書けた!

先生にテキストもらって隼人と帰ろう。

その時。

ガラッ

ドアの開く音がして、声が響いた。

若武「胡桃、いるかっ⁉」

ドアには若武がいた。

えぇ、私、隼人を待たせちゃってるんだけど...

若武「胡桃桜花っ!」

あぁ...どうしようかな

男子1「若武だ......」

男子2「KZの若武だぞ。」

うわぁ、すっごい有名人

男子3「へえ...あいつがそうか!」

女子1「私、近くで見たの初めて!めったにこっちのクラスには来ないでしょ。」

女子2「この間の三谷大塚の算数のトップ賞、あの子だよ。張り出されてたもん。」

女子3「ちょっとカッコいいよね。」

男子4「KZじゃ、ストライカーだぜ。よく勉強と両立できるよなぁ。」

男子5「だけどあいつ、波大きいよ。ダメなときはてんでダメだもん。」
  「三谷Bの連中は、『ウェーブの若武』って呼んでるんだぜ、知ってた?」

しかも人気そう

若武「胡桃、返事しろよっ」

しょうがない、行くか。

貴方「はーい、ここにいますよ。」

すると若武は私の腕を引っ張って

若武「来いよ。」

と言った。逃げられない。

強引だぁ

でも、隼人待たせてるし...

貴方「待って。」

若武は足を止めて、こっちに振り向いた。

若武「なんだよ。」

表情は固く緊張していた。

貴方「私に、何か用?」

若武は私に向き直って言った。

若武「おまえら、国語のエキスパートだろ。」

"ら"?

あぁ。立花さんもいたのね

ん...まぁ、そうなるのかな?

立花「えっと、それで、そのエキスパートに何の用?」

立花さんが自慢げに言った。

若武「声明文を作ってほしいんだ。」

声明文?あの意見を伝えるやつ?

ここじゃ話せないのか、若武は身をひるがえして階段をかけ上がっていった。

私もついていきながら聞いた。

貴方「えっと、何の声明文?」

若武は足を止めて、グイッと私の腕を掴むとささやいた。

若武「バイクが、盗まれたんだ。」

え...?

分からずにいると

若武「俺の、マウンテン・バイクが盗まれたんだよ。」

ともう一回繰り返した。

は?そんな事の為に呼び出したの?

しかも秀明って自転車禁止じゃあ...

うん、自業自得だ

私には関係ない、隼人と帰ろう

詐欺師若武→←みんなを好きになる


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minase - こんにちわ水瀬/minaseさんすごく面白かったです!!!!!!!!!!!! (9月15日 8時) (レス) id: 2cb09aeba9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水瀬-minase- | 作成日時:2021年5月1日 18時

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