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2年後
『ただいま』
唄「A！おかえり…って何だその血！」
『あぁ…これ？まなみを苛めるやつがいたから…ね？』
唄「ｯ…またか…」
Aのまなみへの愛は狂気に変わっていた。
理由は…まなみの病の悪化だ。
まなみは今苛められていた。
まなみへの嫉妬、
好奇、
好意…
理由は色々あった。
そのストレスで病状がどんどん悪化してきていた。
まだ、学校には通えるが、いずれ学校にも来れなくなるだろう。
そんなまなみの姿を見てAは、
何もできない自分へのイラつきと、
まなみをこんな状態にさせた周りへの怒りで、この頃だいぶ荒れていた。
唄「…まなみ入院するってよ」
『！そんなに悪化してんのか？』
唄は黙って頷く。
『そんな…俺の…俺のせいで…』
まなみのストレスの大半は女からの苛めだった。
生まれ持ったその容姿への嫉妬と、
Aに愛してもらっているから、という嫉妬。
Aは性別関係無くモテる。
女には基本的に紳士的で本当にモテる。
そんなAの寵愛を一人で受けるまなみが許せないのであった。
『病院いくぞ…』
唄「あぁ…」
〜病院〜
ガラ…
病室には痩せ細ったまなみと、悲しそうな顔をした樂がいた。
『まなみ！』
今にも泣きそうな声でまなみの名を呼ぶA。
まなみ「あ…！A！」
ぼう…としていた瞳が輝く。
大分痩せ細ったが、天使の微笑みは変わらず、今も光輝いていた。
『まなみ……ごめん…ごめん…！俺が、俺が無力なせいで…こんな、こんな…！』
まなみ「A。」
その細い体のどこから出ているんだ？
と疑問が出るほど、
力強く、それでもどこか柔らかな声で名を読んだ。
まなみ「Aは弱くないよ。とっても強い。いつだって私を守ってくれて…Aといるといつも安心できた。ありがとう。お陰でとても楽しくて素敵な人生を歩めたわ。」
『…！な、なにいってんだよ…まなみ！¨歩めた¨ってなんだよ…¨歩む¨が正解だろ！』
怯えた声でAが言う。
まなみ「ううん。もうわかるの。もうちょっとで私は…ね？わかるでしょ？これ以上…言わせないで…」
最後は消え入りそうな声で言った。
『ｯ…何で…まだ！まなみは10年しか生きてねェ！なのに…』
悔しそうに、悲しそうに顔を歪めるA。
まなみ「んもう…何でAがなきそうなのよ……Aｯ…わだじ…も¨っ¨ど！いぎたかっだ…！もっど…Aと過ごしたかった…みんなでわらっでいだがっだ…！どうじて…？」
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マカロン愛?(プロフ) - りらりら。さん» いえいえ (2017年10月1日 7時) (
レス) id: c30a359a19 (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - マカロン愛?さん» あっホント？！誤字脱字には気を付けてたのに…教えてくれてありがとあいちゃん！直してくるね！ (2017年10月1日 3時) (レス) id: 83f22703c1 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン愛?(プロフ) - りらりら。さん» おーいりあちゃーん！久しぶりにこれ読み返したら、９番のお話で（名前）が名前になってたよー！ (2017年10月1日 1時) (レス) id: c30a359a19 (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - サリー?さん» いえいえ！こちらこそ載せるの遅くなってしまって…ごめんなさい！とっても素敵な絵でした！有難う御座います！ (2017年8月3日 11時) (レス) id: 0e18b1c72e (このIDを非表示/違反報告)
サリー?(プロフ) - コメント遅くなりました！ｩｩｩｩｩ((載せていただきありがとうございます！！！！( 〃▽〃) (2017年8月2日 1時) (レス) id: 277a03117a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りらりら。 | 作成日時：2017年6月17日 12時
