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僕と耳の聞こえない彼女15 ページ16

鴪華「あれ、もしかしたら山田君じゃない?」



雫「ん?あっ、本当だな。」



鴪華「野良野郎に…先生呼ばなきゃ!」



雫「待てよ。」



鴪華「ちょっと、手離してよ!」



雫「お前、山田がイケブクロ代表だって知ってるだろ?」



鴪華「そりゃもちろん知ってるけど、でも…」



雫「だったら良いんじゃね?美桜奈に良いところ見せられるし、アイツは強いから平気だろ。」


鴪華「うっ、うん…」


雫「それに…山田がどんなラップするのか気になるし。」



すると、三郎はヒプノシスマイクを起動させた。



パイプオルガンのスピーカーが美しい。



顔つきは代表その物だった。



「へっ、倒れんなよ!」



相手は違法マイクで戦うらしい。



三郎「違法マイクか…」



「いくぜ!!!」


そして敵のリリック!


三郎「っ……!」



「おいおい、まさかこんなところで死にゃしないよな?」




三郎「僕がそんな訳ないだろ。所詮はただの雑魚共だ。」



「ほほ〜ん、言ってくれんね〜」



三郎「覚悟しろよ!!!」



三郎のさすがと言うべきの攻撃力。



「ぐああああああ!!!」



三郎「結局僕の想像通りか。」



三郎の勝利で事は終わった。



パチパチパチパチと拍手が舞い上がる。



鴪華「山田君!かっこ良かったよ!」



雫「俺もそう思う。良くやったな山田。」



先生「山田〜!さすがだな!先生感激したぞ!」



三郎「一ノ瀬さんに八神に先生まで…そんな…」



貴女“さすが三郎君!日々お兄さん達と切磋琢磨してたかいがあったね!”



三郎「美桜奈さんも…ありがとう。」




「さすが三郎君だね〜やっぱり私達の永遠の推し!」



「他の中学校の奴らに自慢してやりたいわ〜」



「やっぱり山田すげぇな〜俺もああなりてぇ〜!」



「それじゃあ、めっちゃくちゃ頑張んねぇと無理だな〜」


「偉いな山田!」


皆が自分のことをこんなに褒めてくれるなんて思ってなかった。


まず、イケブクロ代表を背負ってるから、こんなのは皆理解の範囲内だと思っていた。


のに…


こんなに喜ばれるなんて…


一兄に褒められるのとはまた違う嬉しさが込み上げてきた。


ラップを続けてて良かったと思えるような…照れくさいような…きっとそんな感じ。



相手は漫画のように「覚えてろよ〜!」と言って逃げた。


三郎「ははっ。」


なんだか可笑しくて笑ってしまった。



皆も続けて笑う。



楽しいと思えた瞬間だった。

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設定タグ:ヒプマイ , 山田三郎 , ルルア   
作品ジャンル:恋愛
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ルルア(プロフ) - 蒼井とーるさん» 読んでいただきありがとうございます!とても嬉しいです!頑張ります! (2020年12月28日 8時) (レス) id: 014ef85129 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる - はじめまして!いつも楽しく読ませていただいています。頑張ってください!三郎が尊いです(σ≧▽≦)σ (2020年12月28日 2時) (レス) id: 34a45304c1 (このIDを非表示/違反報告)
ルルア(プロフ) - ふぉーくさん» 本当にありがとうございます!これからも頑張って更新します! (2020年12月2日 0時) (レス) id: 014ef85129 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉーく(プロフ) - めちゃめちゃ面白いですっ!!忙しいとは思いますが更新楽しみに待たせていただきます! (2020年12月1日 23時) (レス) id: 5020282996 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルルア x他1人 | 作成日時:2020年11月5日 0時

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