僕と耳の聞こえない彼女10 ページ11
―宿―
鴪華「ヤバ!すごい良い感じの旅館じゃん!ね、美桜奈!」
貴女【うん!私もそう思う。】
鴪華「えっと…私もそう思うって同意の意味の手話?」
美桜奈は、うんうんと頷いた。
鴪華「美桜奈は、すごいよね〜唇の動きだけで喋ってる言葉がわかるなんて。私全然手話覚えらんないもーん。」
貴女“そんなことないよ。私だってまだまだ動きだけじゃわからないのもあるし。”
鴪華「そっか。まあ、美桜奈は頭良いから大丈夫だよ!」
三郎(ああ、そういえば学年2位だって聞いたな…1位は僕だけど、あんまり点数変わらないみたいだし…)
貴女“鴪華ちゃんも頑張ってるから大丈夫だよ。”
鴪華「も〜う!慰めてくれてありがとう!」
奏「ボソッ)鴪華の声うるさっ…」
雫「…?」
凪「確かに〜」
真由「マジ迷惑…」
三人の女子がクスクス笑っていた。
三郎(あの人達は…結構近寄りがたい感じの…)
雫「……」
鴪華と美桜奈は気づいてなかった。
鴪華「美桜奈は山田君のこと好きなの?」
美桜奈はすぐに顔を真っ赤にした。
鴪華「あっ、やっぱりそうなんでしょ〜!」
貴女【まだわからない。】
鴪華「それは確かわからないって意味?」
貴女“うん…私なんかが好きになって良い相手じゃないし、三郎君は。”
鴪華「ぬぅわあ〜!そんなことないって!大丈夫だって!」
貴女“でも…私は鴪華ちゃんみたいに明るくないし…”
鴪華「平気平気〜私なんか明る過ぎてさ…美桜奈みたいに大人しい子が、男子の好きなタイプって聞いたことあるし!」
雫「お前みたいな猪は男子のタイプじゃないから正解だな。」
鴪華「そうそう。私みたいな猪タイプの女は…じゃなくて!あんた今度は猪って言ったわね!?」
雫「ノリツッコミご苦労さま。」
鴪華「涼しい顔で交わしやがって!え〜い!」
ポカポカ
雫「力弱〜ミジンコ以下かよ。」
鴪華「ミッ、ミジンコ…以下…」
真由「皆、鴪華が雫君に触ってるよ。」
凪「うわ…雫君可哀想…」
奏「あいつ絶対見せつけだよね。よく他の皆は笑って見てるよ…」
真由「奏、あいつには最初は何するの?」
奏「鴪華には…というか、クラスの女子に協力してもらって皆でシカトしようよ。」
凪「男子は良いの?」
奏「男子は絶対鴪華の味方するし、先生に言いそうじゃん。」
凪「あっ、そうか…」
真由「んじゃ、それで決まりということで後で呼びかけしよう。」
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ルルア(プロフ) - 蒼井とーるさん» 読んでいただきありがとうございます!とても嬉しいです!頑張ります! (2020年12月28日 8時) (レス) id: 014ef85129 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる - はじめまして!いつも楽しく読ませていただいています。頑張ってください!三郎が尊いです(σ≧▽≦)σ (2020年12月28日 2時) (レス) id: 34a45304c1 (このIDを非表示/違反報告)
ルルア(プロフ) - ふぉーくさん» 本当にありがとうございます!これからも頑張って更新します! (2020年12月2日 0時) (レス) id: 014ef85129 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉーく(プロフ) - めちゃめちゃ面白いですっ!!忙しいとは思いますが更新楽しみに待たせていただきます! (2020年12月1日 23時) (レス) id: 5020282996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルルア x他1人 | 作成日時:2020年11月5日 0時