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僕と耳の聞こえない彼女2 ページ2

―家―

一郎「おかえり三郎!」


三郎「ただいまです一兄!」


一郎「確か今日は席替えだって言ってたよな?どうだったか?」


三郎「今回は良かったです!窓際ですし、隣は…」


一郎「隣は?」


三郎「まあ、耳の聞こえない女子なんですけど、うるさい女子よりは全然良いです!」


一郎「そうか…三郎、その子の名前はなんて言うんだ?」


三郎「名前ですか?名前は佐見夜美桜奈さんですけど…」


一郎「ありがとな三郎。」


三郎「聞いてどうするんですか?」


一郎「ちょっと気になってな…」


三郎「そうですか…」


二郎「兄ちゃんただいま〜!」


一郎「二郎、おかえり!」


三郎「なんでお前はそんなに泥だらけなんだよ…」


二郎「これか?サッカーしてたからに決まってんだろ?」


三郎「早くシャワー浴びてこいよ!」


二郎「それくらいわかってるっつうーの!」


三郎「それと頭はよ〜く洗っておけよ。」


二郎「洗うけど、どういう意味だよ?」


三郎「もうすぐ定期テストなんだろ?頭の中も洗わないともっと馬鹿になるぞ。」


二郎「んだと三郎!」


三郎「図星かな〜?」


一郎「二郎、三郎、そこまでだ!」


三郎「ごめんなさい一兄…」


二郎「ごめんよ兄ちゃん…」


一郎「とにかく床が汚れるから二郎は早くシャワー浴びてこい。三郎は…えっと…」


三郎「あっ、僕は図書館に行って勉強してきます。」


一郎「おお。あの子のか?」


三郎「一兄!…それはだって…一応隣の席ですし、担任にも話してあげてほしいと言われたので…どう接すれば良いかそういう本を借りに行くだけです!」


一郎「三郎も青春してるんだな〜兄ちゃんはまるで青春ラブコメを見てるようだ!!!この二人のカップリング尊い!」


三郎(すみません一兄…こんな生意気なことを思うことを許して下さい!…何言ってんだコイツ?)


―図書館―

三郎「えっと…あった。」


[耳の聞こえない人との正しい接し方]


三郎「これさえ覚えられれば話すことくらいは容易にできるだろう…」


―一時間後―

三郎「うんうん、なるほどね。話しかける時は驚かせないように前から声をかけるっと…」


何故僕はこんなに熱心にこんな本を読んでるんだ。


早く帰って今日の授業の復習しないといけないのに…


三郎「考えれば考えるだけわからなくなってきた〜…」

外はもう暗い。


三郎「帰るか。」

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設定タグ:ヒプマイ , 山田三郎 , ルルア   
作品ジャンル:恋愛
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ルルア(プロフ) - 蒼井とーるさん» 読んでいただきありがとうございます!とても嬉しいです!頑張ります! (2020年12月28日 8時) (レス) id: 014ef85129 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる - はじめまして!いつも楽しく読ませていただいています。頑張ってください!三郎が尊いです(σ≧▽≦)σ (2020年12月28日 2時) (レス) id: 34a45304c1 (このIDを非表示/違反報告)
ルルア(プロフ) - ふぉーくさん» 本当にありがとうございます!これからも頑張って更新します! (2020年12月2日 0時) (レス) id: 014ef85129 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉーく(プロフ) - めちゃめちゃ面白いですっ!!忙しいとは思いますが更新楽しみに待たせていただきます! (2020年12月1日 23時) (レス) id: 5020282996 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルルア x他1人 | 作成日時:2020年11月5日 0時

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