入社式 ページ5
り「ねぇ、行くって言ってもここからじゃちょっと遠くない?」
「そうだね…あ!タクシー来た!」
ジ「いや、タイミング良すぎん!?」
「すみませ〜ん!」
る「お!止まってくれましたね!」
〜数十分後〜
運転手「ここでいいですか?」
「はい!ありがとうございました!えっと、料金は…」
運転手「いらないよ」
「えっ?」
運転手「Aちゃん、久しぶりだね」
「あ!乃亜パパ!全然気づかなかった〜!」
パ「また今度ゆっくり話そう!入社式いってらっしゃい!」
「うん!ありがとう!」
り「早く行こう!まだ社長さんの挨拶だから!」
「うん!」
ガチャ
「ころんは…」コソッ
る「お姉ちゃん!いましたよ!」コソッ
「お〜!」コソッ
こ「間に合って良かったね!」コソッ
司会「次に、広報マネジメント部。赤城(あかぎ)伶(れい)」
伶「はい」
司会「朝義(あさぎ)れの」
れ「はい」
司会「渥美(あつみ)快(かい)」
快「はい」
司会「天久(あめく)李樹(りき)」
李「はい」
司会「石井(いしい)実來(みく)」
実「はい」
「そろそろじゃない?」コソッ
こ「うん」コソッ
司会「苺咲さとみ」
さ「はい!」
「おぉ〜!さとみ1番声出てる!」コソッ
る「ずごい…」コソッ
司会「続いて、先輩社員の祝辞です。苺咲ななもり。さん、お願いします」
な「はい」
「…お母…さん…?」
り「お、お姉ちゃん!?どうしたの?」コソッ
ジ「え?泣いてるで?」コソッ
る「1回出ますか?」コソッ
こ「じゃあ、僕が連れていくね」コソッ
り「分かった!」コソッ
こ「お姉ちゃん、どうしたの?急にお母さんなんて言い出して」
「昔、初めて入社式に連れてきてもらった時に、お母さんが先輩社員の祝辞を読んでたの。家とは全然違うかっこいいお母さんで、返事も、歩き方も、読み方も、全部かっこよく見えたの。で、なぁを見たら、その時のこと思い出しちゃって…」
私は、今まで抑えていた涙が溢れでてしまった。
こ「お姉ちゃん…1人で抱え込まないでよ…なんでも僕たちに言ってよ…兄弟でしょ?」
「うん…ごめんね…」
51人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナバナババ - 心さん» 「のあ」って読みます!前作にも出てきてるので、良かったらそっちも見てきてみてください! (2021年11月11日 13時) (レス) @page17 id: af26a67cb7 (このIDを非表示/違反報告)
ナバナババ - いうさん» うわぁ〜!いうさん!待ってましたよ!!!!ちゃんと覚えてます!前作から見てくれてますもん!おかえりなさ〜い!!!!! (2021年11月11日 13時) (レス) id: af26a67cb7 (このIDを非表示/違反報告)
いう - お久しぶりです。いうです。戻ってくることができました(おぼえてるかなぁ、、)これからコメントする回数は減ってしまうかもなのですが応援してます(o*。_。)o (2021年10月28日 17時) (レス) id: 48cece1f34 (このIDを非表示/違反報告)
心 - あのー最後に別れた子なんて読むんですか? (2021年10月23日 16時) (レス) @page17 id: 35a615eba8 (このIDを非表示/違反報告)
心 - わ〜い新作楽しみにしてるね♪(いきなりため口ごめんなさい) (2021年10月23日 16時) (レス) @page17 id: 35a615eba8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナバナババ | 作成日時:2021年7月27日 13時