7人兄弟の長女です！【すとぷり】2

彼氏 ページ15

乃「あのね、Aが高3のとき、付き合ってた彼氏がいたの」
「「「「「「か、彼氏！？」」」」」」
乃「え？そんなにびっくりすること？w」
り「だって、Aちゃんが彼氏といるとことか想像できないし…」
さ「まぁ、モテるのは知ってるけど」
乃「そう！びっくりするぐらいモテるの！ホワイトデーの時とか、下駄箱に入りきらないぐらいもらってんの！」
「「「「「「えぇ〜！？」」」」」」
乃「お手紙とかももらってんだけど、もう鈍感すぎて！『好きです』って書いてあるのに、「やった〜！嫌われてない！でも、わざわざ言ってくれなくて良いのに〜」とか言うんだよ？」
り「いや、鈍感にもほどがあるよ…」
「いや、今はわかるもん！その『好き』がわかんなかったのは、高1まで！」
な「いや、わかるのおっそ！」
「えぇ〜？」
乃「でね、休みの日に、彼氏に「一緒に映画見に行こ？」って言われたの。でもAは、「明日結婚記念日で、サプライズの準備するから」って断ったの。で、その買い出しをなーくんと2人で行ったんだけど、その時に腕組んで歩いてたらしく、たまたまそれを見ちゃった彼氏が、次の日「浮気だ」って言って一方的に振るっていうねwwだから、彼氏とか彼女ができても、ブラコンとかシスコンだと、そういう誤解を生んでしまう可能性があるよっていう話！」
る「それ、Aちゃんがかわいそうです！」
乃「…え？」
る「だから、それはAちゃんが悪いんじゃなくて、彼氏さんが悪いと思います！」
乃「そう？」
こ「僕もそう思う！だって、Aちゃんは、誤解を解こうとしたけど、結局別れたんでしょ？」
乃「うん…」
ジ「弟いるのは知ってたはずやろ？せやったら、信じなかった彼氏が悪いと思うわ」
乃「お、おぉ…弟たちの熱意を感じるよ…」
「もう！恥ずかしいからこの話終わり！」
な「顔赤くなってるAちゃんも可愛かったよ！」
さ「うん。久しぶりに見たの可愛かった」
こ「Aちゃんのいろんな表情見れて楽しかった！」
り「恥ずかしがってるAちゃんは俺たちしか見れないんじゃない？」
ジ「せやな〜！家宝にするべきやな！」
る「とりあえず、いつもとはちょっと違う可愛いAちゃんが見れて良かったです！」
「みんな…」
乃「あ〜シスコン爆発してる〜あそこの周りにだけ花咲いてる〜」
「私たちは私たちだから、何言われたって良いの！」
「「「「「「「ね〜！」」」」」」」
乃「もう手遅れだった…でもAたちが幸せならそれでよし！」
そんな話をしていると、目的地に着いた。

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