浅草の華は恋を知る其の弐 (ページ24)

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53話奮戦ページ24

～紅丸～
紅丸「これじゃあ一生終わらねぇぞ...」
『その前にお前の一生を終わらせてやる。』
動きが早くなる。
紅丸「いっ！」
『逆。逆。ここだよ？』
紅丸「？！」
と、戸惑うことなく切られる。
紺炉「やめろ！！」
『やっめないよ～』
俺に傷が増えていく。
『んふふ。良い光景～。良い血の色してるねェ～んふふふ。』
ハウメア「ローズちゃ～ん。ほどほどにして森羅日下部よ～」
『わぁってる！』
カロン「ハウメアそっくり...」
『うるさいぞー！カロン！』
『はぁ...さっさと終わらせる。』
手を前に出すA。
目がギラリと青い目が光る。
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ...
紅丸「？！」
『母様はいつでも私の味方よ。』
紅丸「そんな話に惑わされるんじゃねぇ！！」
『黙れ！！！』
ﾄﾞｺﾞﾝｯ!!!
紅丸「グハッ」
地が割れて吹き飛ばされる。
紅丸「お前ェは...何をしたいんだ...？」
Aの瞳を見つめる。
その瞳は寂しそうに見えた。
『この地球を燃やしてしまいたいんだよ！！こんな惑星燃えてなくなってしまえ！！』
紅丸「俺はお前ェともう一度月を見たいんだ！！」
『月なんか大嫌いだっ！！！』
森羅「思い出してください！！Aさんっ！！俺達は仲間ですよ！！」
『仲間なんていらない！！！』
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ!!!ﾄﾞｶﾞﾝｯ
地が割れて皆吹き飛ばされる。
『仲間なんていらないんだよ！！どうせ裏切るんだ。どうせ悲しむんだ。なぜお前らはどうでもいいことに足掻く？わざわざ苦しもうとする？そんな苦しい思いして生きなくてもいいんだろう？』
紅丸「楽しいから生きてるんだろうが！！」
ﾄﾞｶﾞｯ
紅丸「へっ。やっと一撃食らわした。」
『お前は今日ここで死ぬ。いや殺す。』
紅丸「やれるものならやってみやがれ！！」
『なかなか面白いヤツだな。最強。どっちが最強か決着つけようぜ。』
紅丸「俺は強さなんてどうでもいい。ただ隣にお前が笑顔でいてくれれば強さなんていらねェ！」