浅草の華は恋を知る其の弐 (ページ22)

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52話開戦ページ22

～紅丸～
紅丸「おい。第五の...。さっきのはどういうことだ？」
火華「今さっきあいつに熱を送った。だが倒れなかった...人なら必ず目眩を起こすものだ...。」
紺炉「......。」
人じゃない...。
リヒト「熱に干渉してたのかも...。」
ジョーカー「おいおい。俺を置いていくとは酷いなァ？」
森羅「ジョーカー？！」
紅丸「声がでけェ。」
森羅「あっ...。」
紅丸「とにかくいくぞ。」
と歩き出した。
～～
『お前ら。私は祈りを始める。』
ウィル「姫様。もう始めるのですか？」
『来たらやめる。』
ウィル「そうですか。」
『天ニ生マレ地ニ光ト炎ヲ与エシ者ヨ...。』
すると地が揺れ始める。
『コノ炎ニ神ノ力与エタマエ...神ノオ導キヲ...ラートム。』
すると真っ白な炎がローズを包む。
『花ハ咲キ水ハ流レ鳥ハ歌ウ。全テハ我ガ母ナル存在カラノ褒美……。コノ大地ヲ燃ヤセト与エラレシ試練……。ラートム……』
｢｢｢｢ラートム……｣｣｣｣
ドカーーーン！！！
『来たようですね……』
森羅「白装束ぶっ飛ばしてAさんと象を取り戻すマンだ！！」
『うるせェな...』
～紅丸～
森羅「...。」
紅丸「てめェらの思うようにさせねェ！」
環「そうだぞ！！Aさんを返せ！！」
『うるさい...耳障りな...。』
紅丸「お前は何したいんだ？！」
『お前らを殺めるの...』
ジョーカー「へっ。怖々～」
『指名手配犯しかいないな。犯罪者共...』
紅丸「俺はおめェの目ェ覚ますために来たんだよ！！！」
『何故お前は火を消している？何かを火に奪われたのか？焔人に殺されたのか？それはただの逆恨みじゃないか？それは運命であり、もしその時死んでいなくともいつか近々に死ぬんだ。お前はただ足掻いているだけだ。無駄な足掻きだ。』
紅丸「足掻きに無駄な足掻きなんてねェ！！」
『ならば今ここで足掻け。』
戦いが始まる。
紅丸「てめェはなんでこんなことしてんだ！！お前はこんなことする奴じゃないだろ！！」
森羅「早い...見えねェ...」
Aが俺の攻撃を全て払う。
『お前の攻撃は全て見えている。』
腹に手刀を食らう。
紅丸「がはっ！」
『最強なんて言う名前は伊達ではないな...あの手刀。普通は一発食らえば死ぬぞ。』
紅丸「死ぬほど鍛えてるんだよ！！赤月！」
と、Aにやるが...
『ふっ。』
怪我１つしてない。
紅丸「こいつ...なんなんだ！！」
ハウメア「姫～無理すんなよ～」
因果「姫～そこ危ない～」
『ん。』
紅丸「...」