浅草の華は恋を知る其の弐 (ページ21)

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51話狩りの始まりページ21

～森羅～
｢うひょ。こっわ...睨まれたよ...｣
紅丸｢てめェ…Aをどこにやった？！｣
｢ちょいと待ちなって…手荒なことはしたくない...」
紅丸｢男なら顔出て戦え！｣
ハウメア｢男っ！！だはははは！！うひゃー！！男！！｣
紅丸｢何がおかしい？！｣
するとアーサーが横からエクスカリバーで仮面を真っ二つにする。
｢男って……酷くない……？さすがに怒っちゃうよ…？｣
皆、目を見開く。
『私……女ですし…姫ですし……。』
紅丸｢A……？！｣
『昼間の…弱い人達…狩りの始まりだな……。』
と、小刀をふたつ取り出す。
すると……
さっきまで目の前にいたのにいつの間にか新門大隊長の後ろに居た。
紅丸｢？！｣
新門大隊長の服が切れていた。
森羅｢早い？！｣
紺炉｢早い所の問題じゃねェ……｣
アーサー｢居合カリバー！！｣
『煙刀。』
アーサー｢っ！！｣
茉希｢アーサー？！｣
アーサーが倒れた。
『ｽｩｩｩｩｩ…爆煙』
ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ！！！
煙技ばかり…。
森羅｢ごほっごほっ！！煙たい……｣
リヒト｢煙……。煙を操っているのか…？｣
『どうだろうね……笑』
紅丸｢俺らがわかんないのか？！｣
『今日会った仲ですよ？あっあと狩る。狩られる仲です。』
森羅｢ラピット！！｣
するとトンと触られる。
森羅｢やべ……！｣
ﾄﾞｶﾝ！！！！
ぶっ飛んだ。
森羅｢がはっ！！｣
アイリス｢やめてください！！｣
『お前は……ふふ。わざわざ来てくれたんだね。優しいっ！』
紅丸｢何言ってんだ！！｣
『いっちょ殺りますか…』
『白炎。』
茉希｢私が！！｣
だが炎は思うようにならない。
茉希｢なんで……？！｣
『この炎は操れない炎。凡人には扱えん。』
茉希「きゃぁ！！」
火縄「茉希！」
茉希さんがぶっ飛んでいく。
ハウメア「うひゃっ強～。」
ウィル「姫。そろそろ行かないと、象団長に怒られますよ...。」
『そうね...。行くか...。』
森羅「象がなんて？！？！」
『あんたの弟だっけ？そうだったね～。目の色もそっくり。兄弟でアドラ持ちって、スゴーい！よし！連れていく...。わっとと～』
すごい勢いで新門大隊長が俺とAさんの前に割って入る。
紅丸「こいつは渡さねェ！お前も取り返してみせる！！」
『...さっきからなんなの...。紫煙騎士団...よろしくね』
火華「待て！」
と、火華大隊長がAさんに熱を送る。
『...。』
火華「熱失神だぞ...？お前は何者だ？」
『それは...また会えたときに...ね。』
と姿を消した。