巡る時間の中で (ページ7)

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テストも終わって少し休憩が入ったような日々を送っていた私。

最近隼くんは学校に来ないらしく、噂によるとアルバム準備やらなんやらで。

ってことは亜嵐くんとも連絡取らない方がいいか、お邪魔になりたくないし…

『ちょっと公園行ってみよ』

学校が終わって直で、あの夜龍友くんに会った公園に行ってみた。

あたりはもう薄暗くなっていた。

またあの時と同じようにブランコをこいでボーッとしていた。

龍友「なんや、またおるやん(笑)」

『またお会いしましたね(笑)
龍友くんお家ここら辺なんですか？？』

龍友「ちょっと歩いたとこやねん。
なんやまた悩み事か」

『今日はなんか公園に来たかった気分だったので考え事はないです！…
あ、そういえば！アルバム発売決定おめでとうございます！』

龍友「まだ発売ちゃうけどな(笑)
ありがとうな」

また龍友くんは私の横のブランコに座る。

龍友「こんなとこおらんと亜嵐くんとこ行かんでええんか？」

『今すぐにでも会いに行きたいです。
でも、邪魔したくないんです。』

龍友「ん？」

『亜嵐くん、大事な時期だから迷惑かけたくないし、大好きだからこそ傍で支えたいですし。
むしろ私は支えることしか出来ないですから。』

『私も最近テストが終わったばっかだし、
高校生だから学校行事とかで忙しい時あるし、亜嵐くんも忙しいからお互い距離を置いた方がいいと思って…』

龍友「そうゆうことか…
そんな悩むことないで？？亜嵐くんは十分Aちゃんのこと好きやで？」

『自分でもそれは重々わかっているんですけどね、、なんか不安で…(^^;
少し離れようかなって思ってるとこなんです。
それで少ししてお互い落ち着いて成長したらまたちゃんと再開しようかなって…まぁまだこのことは亜嵐くんには伝えてないんですけどね…』

龍友「そうか…Aちゃんが出した結論やから口出しせんけど、後悔せんようにな！」

『はい。
それじゃあ私はこれで失礼します。
龍友くん、頑張ってください』

龍友「ありがとうな」

龍友くんと話しているとどこか落ち着く。

関西弁の訛りも少し慣れてきた。

そろそろ私もけじめ付けなきゃな。…

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