巡る時間の中で (ページ28)

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剛典くんにあれから聞いたこと。

"私たちが付き合ってる"

って言う噂がまわってるってこと。

確かにメイクさんの先輩にこの前聞かれたんだよね、

「誰かと付き合ってたりする？」って

まぁもちろん"いいえ"って答えけど…

事務所内で噂になってるんだったら、

亜嵐の耳にもはいってるのかな。

『はぁ…』

なんて憂鬱な朝をむかえて、

職場まで行く。

何やら今日は三代目でもランペでもないらしい。

ｺﾝｺﾝ

『失礼します。』

先輩にここにきて！と言われたからドアを開ける。

でも、そこには先輩と、

GENERATIONSがいた。

『あ、えっと、メイク担当させてもらいます。
福咲Aと言います。よろしくお願いします。』

「「よろしく～/よろしくお願いします」」

亜嵐を見るとすんごい驚いた顔で、

まぁ龍友くんと隼くんは普通に接してくて。

先輩「んじゃ、Aちゃんは隼くんと龍友くんと玲於くんの担当をして」

『わかりました！』

亜嵐の担当じゃなくて、嬉しいような寂しいような…

龍友「んで、岩さんとなんでそんな仲ええん」

椅子に座っていきなりこんなこと言い出すからおどろいた。まぁ聞かれると思ってたんだけど…

『普通に友達って感じだよ？
ご飯食べに行ったりしてるだけ。』

龍友「ならええけど…」

『ほんと誤解はしないでね。
私の気持ちは変わらないから。』

って焦って私が言うと、

龍友「はいはい(笑)」

っていつもの龍友くんに戻って言った。

龍友くんと話していても後ろで先輩にメイクされてる亜嵐が気になる。

龍友「そんな亜嵐くんのこと、気になるんか(笑)」

『え、あ、いや、そんなことないよ？』

龍友「焦りすぎwww」

『うるさいっ…はい。出来たよ！次隼くんね！』

龍友「また隼も含めてご飯行こに」

『時間が合えばお供させていただきます』

隼「はい、次僕ね～」

って言いながら私の前に座るものの

龍友くんとは違い、ずっとインスタを開けている。

私も黙々と進めていく。

『…』

隼「…あっ！そーそー！
最近コーヒー飲んでる？」

『飲んでるよ！』

昨日もアメコ行ったばっかりだし(笑)

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