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Alan side
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夜も少し暖かくなってきたなぁなんて思ってたら
歩いて帰りたくなって道を歩く。
周りには、人は少なくお店はチラホラ
『ここ確か前岩さんが…』
前に岩さんに教えてもらった店があって、
その店の前には女性が1人立っていた。
誰か待っているのだろうか、そう思ってその店の前を通ろうとした時
その女性は
『…A』
気づけば声に出てて、でも声が小さかったせいか彼女には聞こえていない。
それどころか俺が名前を呼んだ時ちょうど店から男性がでてきた。
『岩さん…』
2人は付き合っているのだろうか、
Aは前へ進み出したのだろうか、
もう俺のこと忘れたのかな?
俺があんな無責任な事言ったから
ずっと待たせっぱなしだったから
もう俺のことは忘れて岩さんに…。
『はぁ…』
頭の中でずっとグルグル回ってて、
気づけば2人の姿はなくて
無意識に家へと帰っていた。
ベッドに転がって仰向けになり天井を見ながら思う。
Aのことを縛ってたのは俺で、
俺はずっとAを放ったらかしにしてた。
この家にはAとの思い出が沢山あって、
思い出すだけで涙が出そうになる。
『俺も忘れなきゃ、か。』
なんて1人で呟いて目を閉じた。
___
ガチャッ
『おはよ』
次の日仕事があっていつも通り楽屋に入る。
「「おはよ/おはよーございます」」
カバンとか色々置いたりして準備をする。
すると急に玲於が
玲於「そーいやこの前Aちゃん見かけましたよ、」
『どこで?』
玲於「いや、それが、岩さんと一緒にいたんすよ。」
って苦笑いしながらいう玲於、
『やっぱ付き合ってんのかな。』ボソッ
龍友「それはないと思うで?」
『えっ?』
龍友「僕はなんも言えへんけど、
Aちゃんから岩さんの話聞いたことないで?」
関口「でも噂になってるよ。
岩さんに彼女ができた!って」
メンディーくんが追い打ちをかけるように言ってきた言葉。
涼太「ま、本人達から聞かないとわかんないじゃん?」
「「そやな/そだな」」
『ちょっと飲み物買ってくるわ』
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作者名:みお | 作成日時:2018年9月19日 23時