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岩田「んで、今の気持ちは?」
あれから仕事が終わってそのまま岩ちゃんとご飯に。
『好き、だと思う。』
岩田「ん?好きじゃないの?」
『好きって気持ちに変わりはないよ?…
ただこのまま前に進まなくて大丈夫なのかなって。』
岩田「もう5.6年でしょ?
今更?って感じじゃない?それならもうそのまま突っ切っちゃったら?」
『ど、どうゆうこと?』
岩田「今、亜嵐のこと好きじゃなくなったらさその長年の恋は無駄になっちゃうわけじゃん?だからもう亜嵐に告白しちゃえ!ってことね」
ってビールを片手に言う岩ちゃん。
『告白って…』
確かにそれは何回も考えたことはあるよ、
だけど、自分に自信が無いからできないんだよ。
岩田「それが無理ならもう諦める、しかないね」
『やっぱそうなるよね…』
岩田「まぁでも話を聞く限りまだ亜嵐と再開してない、って言うのがねぇ」
『そこ?』
岩田「いや、そこ!でしょ(笑)
まさに そこ クリアしないと何も始まんないでしょ(笑)」
『まぁ、、たしかに。』
岩田「でしょ?だからやっぱり一か八か再開するのが1番かもね。」
『でも、どういう形で?』
岩田「どういうって…まぁ、メイクさんの仕事してたらいつかは出くわすでしょ(笑)」
『え、そこ適当すぎない?(笑)』
岩田「まぁまぁまぁまぁ(笑)
なんとかなる、ってことで!」
2回目の かんぱーい!なんて大声で言う岩ちゃんは、すんごく笑顔で。
ふと思う。
今頃亜嵐くんは彼女と過しているのだろう。
私はどうしたらあなたの隣にまた立てるのかな。
岩田「そういやさ、AちゃんのことAって呼び捨てで呼んでいい?」
『全然いいよ!むしろその方がいい!』
岩田「んじゃ、岩ちゃんじゃなくて剛典ね」
『ハードル高すぎない?
せめて、剛典くん』
岩田「んじゃ、しょうがない、それでよし」
『岩田 って呼ぶよりはいいでしょw』
岩田「俺、Aに岩田!って言われたらショックかも(笑)」
『だいぶね(笑)』
それから会話ははずみかれこれ4.5時間くらい居酒屋にいて、
気づけば日にちが変わってた。
剛典くんは危ないからと言って私のことをタクシーで送ってくれて、家の近くでお別れした。
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作者名:みお | 作成日時:2018年9月19日 23時