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カバンを持ちながらあの公園を通って家に帰る。









自分で決めたことなのに涙が止まらなくて、








『…亜嵐くん…グスッ』







周りから見たら変な人って思われるだろうか。







それでもいい、ずっと亜嵐くんといれたらよかった。







でも自分だけでは耐えれなくて、こうするしかなかった。








とりあえず引越しするからって言ってマンションの大家さんに言ってもういつでも引っ越してもいいようにしてある。








もちろん、引越し先も。







あぁ、なんで今頃後悔してるんだろ。







自分で決めたことなのに…








龍友「Aちゃん?」








なんでまた貴方に会うんでしょうか。








龍友「その様子はもう決心したんやな…」








『はい…』








龍友「よう頑張って決心したなぁ。」








そう言って私を包み込む龍友くん。









『な、なんで、そんなに優しくするんですか。』








龍友「ん?ちょっとな、大切な人に似てたんや、Aちゃんが。やからつい、な。
ごめんな、迷惑やろ?」








『迷惑だなんて…もう私、思いっきり泣いてもいいですかね?』









龍友「たまには自分の気持ちをさらけ出すのも必要やで?」









龍友くんにそう言われた瞬間涙が止まらなかった。








その時、今まで亜嵐くんと過ごしてきた日々が蘇ってきて余計に涙が止まらなかった。








『亜嵐、くん…』






あれから私はどれくらい泣いてたのか。





龍友「もう泣き止んだか?」







『あ、すみません。
クリーニングだします』









龍友「そんなんええわ(笑)」









『龍友くんは?』








龍友「ん?今日は散歩や(笑)」








『朝からですか?(笑)』








龍友「そそ
朝散歩(笑)Aちゃん高校はどうするん?」









『高校は行くよ』









龍友「さすがや(笑)
ってことはさ、亜嵐くんの連絡先も消したんやろ?
俺のは消した?」









『消さないよ。
亜嵐くんだけ消した。内緒だよ?
というか、別れたことは亜嵐くんが言い出すまで何も触れないでね。』









龍友「そんなん分かっとるわ!(笑)」








『たまに、連絡してもいいですか?』








龍友「ええで〜」








『私、友達いないから。
お話できる人いなくて…』









龍友「そうなんか(笑)
いつでも連絡しておいで、待っとるでな」








龍友くんはお兄ちゃんみたいだ。







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作者名:みお | 作成日時:2018年9月19日 23時

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