塩のトリコ

. ページ35

.






.








3つ目は






「ちょっぴり隙があるところ」






.







『よし、リハ始めよ〜！』






涼太「なんでそんなにテンション高いの」






『特に何も無い』






玲於「なんか朝からクリーニング屋さんに服取りに行って、

そしたら店員さんがいつものお礼にってAの好きなところのプリンくれた。」






龍友「ほんま単純なヤツやぁ(笑)」






隼「ま、そんな所も可愛いけどって思ってる玲於も玲於だな(笑)」






玲於「は？そんなこと一度も思ったことねえし」






『はっ、それは聞き捨てならんぞ！』






裕太「なんやその言い方(笑)」





『ちょっとくらい可愛いとか思ってくれても良くない？』






関口「てかその玲於が着てる服久々に見る気がする。」






玲於「あーこれ？

これやっとクリーニングから返ってきたやつ」






『それ可愛いよね、私も欲しいー！！』






玲於「もうまじうるせえ、早くリハ始めよ」






そう言ってみんな鏡の前にスタンバる。






『ん？』






玲於「なに？」






玲於くんの歩く姿に少し違和感






『あー！！(笑)』






ﾋﾟﾘｯ





『玲於くん、スキありー！(笑)』






亜嵐「何その紙」






『クリーニングの時に貼ってあった紙だよ(笑)』






玲於「え、まじ？剥がした気がしたんだけど」






『かーわいっ！』






玲於「はぁ？？」






隼「ま、お互い可愛いところがあるということで！(笑)」






玲於「いや、俺可愛くねえし」






いつもはしっかりしたように見える？玲於くんも





少しはスキがあるところも





可愛いなぁって思っちゃうし、





こうゆうところに気づけるのも





見れるのも彼女の特権なのかな？







.







４つ目は






「いつも笑顔にさせてくれるところ」







.






私が仕事でダメ出しばっかで1人で家で泣いていた時。






ｶﾞﾁｬｯ






玲於「ただいま、」






『お、おかえり。』






私は慌てて涙をふいて玲於くんの方を見た。






いつも通り自分の荷物を自分の部屋に置いて部屋着に着替えてリビングに戻ってくる玲於くん。






玲於「もうご飯食べた？」






『うん、ごめんね、先食べちゃった。』






玲於「ならよかった、俺もう食べてきちゃったから。メンさんと」






『そっか』






私の座っているソファに座る玲於くん。






玲於「なぁ」






『ん？』








.

.→←私がトリコの理由

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す