塩のトリコ

疲れ ページ23

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数時間前






移動バスの中






涼太「大丈夫？すんごい疲れ顔になってるけど」







チャイナツアーのリハーサルとプリレジェの撮影の同時進行。






『だいじょばない。』






涼太「今からリハーサルだけど、体追いつく？」






『そろそろやばそう。明日リハ終わったら夜ソロの仕事だし。』






涼太「じゃあ玲於ともあんま会えてない感じ？」






『夜帰るの遅いからだいたい玲於くん寝ちゃってるし、』






涼太「すれ違いかぁ... やばそうだったら言ってよ？」






『うん、ありがとう。』






涼太「着くまで寝てな。」






『うん。』







そして現在。






隼「ここの立ち位置、俺と玲於変えた方が良くないですか？」






玲於「確かに、このライトとかもタイミングとかも」






近くでパフォーマーのみんなが一生懸命話し合っている。






ボーカルはその話を少し離れたところで聞いている。






私は少し休むと言って椅子に座っている。






涼太「大丈夫？」ｺｿｯ






『ちょっとやばそう。 倒れたらよろしく。』






涼太「倒れられたら困るから(笑)」






亜嵐「合わせるから集合して〜」






涼太「はい！... やばそうだったら目合わせて」






『分かった、ありがとう。』






亜嵐「じゃあ始めるから、一応通しね」






私の立ち位置は裕太くんの横





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リハーサルが始まって5曲目くらいの時、






ﾄﾞﾝｯ






『ご、ごめん。』






玲於「気をつけろよ」






移動の時にふらついて玲於くんにぶつかってしまった。






パフォーマーだけの時間の時横に涼太くんたちがはけている。






ｸﾞﾗｯ






やばい、と思い涼太くんの方を見て、私は意識が途切れた。








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『んっ.......』





目を開けると天井があって横には玲於くん。






玲於「大丈夫か？」






『ご、ごめんね。体調管理しっかりしてなかったから。』






玲於「そうだな、しっかりしろよ。」






『ごめんなさい。』






玲於「まぁ大怪我じゃなくてよかった。

俺もきつくあたってごめん」






『私のせいだから。玲於くんも撮影で大変なのに。』






玲於「中国行ったら休みの日はちょっと出かけるか」






『え？』






玲於「最近2人で出かけれてないからな」






そんな玲於くんの言葉に、たまにはこうゆうのもいいかななんて思う私は馬鹿だ。









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