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121.翔くんの気持ち ページ2
ほんと、自分が嫌になる。
遠くなっていく２人の背中を見つめて思う。
大野さんの隣に並べる日がいつか来るのか。
もしかしたら私が頑張ってもいくら押しても叶わないんじゃないかな。
……諦めたほうが、イイのかな…。
.
.
翔「…おい」
ボーッと２人の背中を見ていたら翔くんが隣に立って私の顔を覗き込んだ。
「っ、ぁ、…何？」
無理矢理笑って返事をしたけど…
翔くんにはお見通しだよね。
.
.
翔「…Aさ、気付いてる？」
「…、何、を…？］
翔「お前、大野見たあと…絶対泣きそうな顔すんだよ」
「っ…、」
私…そんなに顔に出てる？
翔「Aが大野といて楽しそうにしてるの、俺見たこと無いんだけど」
.
そう言われて初めて知る。
.
.
翔「…なぁ」
.
.
翔くんの気持ち。
.
.
翔「大野なんてやめて、俺にしろよ…」
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作者名：な り き | 作成日時：2017年10月16日 14時
