159.ナンパ現場…？！ ページ40
お会計を済まして、探していた大野さんを見つけて
側まで駆け寄る。
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「大野さっ………、」
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でも、私の足が止まる。
だって…
私の目の前で目撃した、ナンパ現場。
そのナンパされているのは…、大野さんだ。
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「、…」
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普通…ナンパって団体でするもんだと思ってた。
でも、大野さんに話し掛けているのは
私と同じ歳くらいの綺麗な女の子。1人だ。
…それに、何やら…親しそう……？
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その謎な状況に、少し離れたところでボーッと見つめていたら、私に気付いた大野さんが私に手を振った。
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智「あ、Aちゃん！こっちこっち！」
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私は、戸惑いながらも大野さんが呼ぶ方へと急ぐ。
大野さんの側まで行って、大野さんの前にいるその謎の女の子をチラッと見る。
…と、バチッと目が合って…
慌てて目を逸らしてしまった……。
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「っ…、」
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び、ビックリしたぁ……(汗)
…、目逸らしたの、感じ悪かったかな……。
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智「Aちゃん、この子知ってる？」
「ぇっ…と…、知らない、です…」
智「あれ、そっか。同じ小学校だったから知ってると思ったんだけどな(笑)」
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同じ小学校…？
同い年…だったら知ってるはずだし……。
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智「んじゃ紹介しとくね。Aちゃんより1つ年上の佐藤愛ちゃん」
愛「始めまして、佐藤愛です。よろしくね」
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優しく穏やかに微笑んだ愛ちゃんに対して、1つしか年は変わらないのに、雰囲気がやけに落ち着いた人だな…と思った。
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作者名：な り き | 作成日時：2017年10月16日 14時
