22.熱湯 ページ22
父「そんなにこのロリコンせんせーが好きか」
ふっ…と笑って愛ちゃんの頬を片手で掴む。
愛「っ…うぅ…(泣)」
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我が娘が恐怖で泣いてるのを
楽しそうに弄ぶ父親。
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智「…さいってぇだな……」
父「…あ"？」
愛ちゃんの頬を掴んだ手を離したら
愛ちゃんがドンッと後ろに倒れた。
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愛「きゃっ…、」
倒れた娘を見下ろす。
父「もうすぐ中学生なんだからさぁ…もうちょっと色気出してくんねぇかな」
" そしたらちょっとは楽しめんのにねぇ "
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…こいつ。本気で言ってんのかよ。
ほんとに愛ちゃんの父親かよ。
父「イイ女になったらこのロリコンせんせーも手出してくれんじゃねぇの？(笑)」
" ま、ロリコンせんせーだから今も手出せるんだろーけど(笑) "
" その前に俺が味見するけどね "
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気持ち悪ぃ…
父親らしからぬ事をペラペラと…。
智「ふざけんなよ。黙って聞いてりゃ気持ち悪ぃ事ばっか言いやがって」
父「…あれ？さっきまでの優しいセンセーはどこに行ったのかな？」
今度は俺の前にしゃがみこむ。
口は笑ってるけど、目は笑ってない。
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智「黙れ。愛ちゃんとお母さんに手出すんじゃねーよ」
ギロッと睨む。
父「ふ〜ん。ロリコンせんせーは、教え子の母親にまで手出すつもり？」
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バッと立ち上がったかと思えば、
そのまま台所に歩いていった。
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智「…愛ちゃん」
愛「っ…せん、せっ…」
泣きながら俺にしがみつく。
愛ちゃんの背中を優しく撫でていると、
サッと俺らの後ろで音がした。
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振り向くと、愛ちゃんのお父さんが立っていた。
その右手には…
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熱湯の入った鍋。
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作者名：な り き | 作成日時：2017年8月7日 1時
