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何やねん！それ！
うちの顔真似のつもりなん！？
「絶対そんな顔してへんわ！」
「いやっ、絶対にしてるやん！」
いつも、あたしにすごく優しかったけどな…
あたしをからかう時だけはちょっとだけ意地悪な表情を見せてくんねん
でも…うちな？ちっともそれが嫌やなかってん
やって、うちがムスッてするとな？
のんちゃんがなんとも言えへんくらい…
嬉しそうに笑うねん
瞳の奥から笑うてるような…あのキラキラしたのんちゃんの目。
今でも、ちゃんと…覚えてんねんな
そしてあの表情を見た時、生まれて初めて
『この人…好き』
って感情が自分の中で生まれたんや
それはあたしの初恋で、その相手は今…目の前におる
________この…のんちゃんやわ。
「ところで、Aさマジで怒ってるんか？
俺が知らんふりしとった事」
「怒るに決まっとるやん！！！」
「悪かったやん！けどな？他の生徒の手前もあって言えへんかってん」
「でも…あんな風に言われたら傷つくわ」
のんちゃんの目をじっと見つめた
「…ごめんな。でもな…初めて会うた子たみたいに見えたんはほんまやねんけど」
「……えっ。」
「子どもやったAがすげぇ可愛くなってて、一瞬…まじで誰か分からへんかったわ」
「いきなり変な事言わんといてや！笑」
お世辞って分かってても…
『可愛くなってて…』なんて言われると、どう反応してええか…分からへんくなる
それと同時に…頬に熱を帯びてくのを感じた
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作者名：ち ぇ る | 作成日時：2017年1月27日 18時
