Suger Time (ページ17)

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どうして知らんフリするん？

絶対のんちゃんやのに______…

それとも、うちのことなんて忘れたんかいな？

生徒の質問に戸惑いながらも丁寧に１つずつ答えていく

そんなのんちゃんの姿を後ろの席から見つめる

「次はうちやな！じゃあ、ストレートに。
今、小瀧先生って彼女してはるんですか？」

愛菜が単刀直入にみんなが１番気にしとることを聞いた

「……プッ。今はおらへんけど…」

それに一瞬吹き出したけど正直に答えるのんちゃん

今は…ってことは、以前は彼女がおったんよね？

のんちゃんは今大学4年で、確か…7月生まれだったはず。

ってことは２２歳か。

彼女がおっても全然…普通ってことぐらい分かんねん。

それに…あたしには全く関係がないってことも。

______やけど

この時、胸にギューッと…強く締めつける様な痛みが走った

「こらこら。あんまり小瀧先生のことを困らせんといてや～もう質問はここまでやで」

「えぇ～っ！もっと聞きたいことあるのに」

クラス中にこだまする大ブーイング

でもそれとは反対に教壇の前に立つのんちゃんは、ホッと一安心したような表情を見せていた

「これから毎日会えるんやから質問する時間はいっぱいあるやろ？とにかく、みんなで小瀧先生の教育実習が上手くいくように協力してあげような！」

「「「「は～い！！」」」」

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