地雷系女子と名探偵 ページ4
「いらっしゃいませ〜。」
リン、とベルが小気味の良い音を立てる。
ポアロの扉を開けた先に居たのは明るくて綺麗な女の子…梓さんだった。
どうやらこの時間帯は空いているらしく、席も自由に選んでくれて構わないという事だったのでありがたくカウンター席に座らせてもらう。
「ご注文をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
『あ、アイスコーヒーで…。』
どもった。しにたい。
というか、ここってマジでポアロなんだなぁ。これ何?トリップ?
カフェインがキマった脳みそで考えてみるが答えは出ない。
起きた時から考えて居るけど結局答えは出ず、諦めて運ばれて来たアイスコーヒーに手をつけた。
『あ“〜〜〜…カフェインさ゛い゛こ゛〜〜〜〜〜〜…』
きっと私が死ぬとしたらカフェイン中毒でしぬんだろうな〜なんてバカな事を考えていると、またドアベルの音と共に扉が開いた。
入ってきたのはJKとおじさん、そして餓鬼。
そう。毛利家(+α)である。
思わず「わぁ(脳死)」って言わなかったのを褒めて欲しい。
まぁそりゃそうだよな。来るよな。自分家の真下だもんな。
うんうんと一人で勝手に納得していると、唐突に隣から声が聞こえた。
「ねぇねぇおねーさん、隣座っていい?」
『?????』
え、なんで??(宇宙猫)
私名探偵に目つけられる要素無いよな?なんで隣に来る??
ここで断るとちょっと酷い人みたいになるけど、いかんせん私は人と話すのがはちゃめちゃに苦手だ。
っていうか席空いてるんだから他行け。他。
『あ〜〜…その、他にも席いっぱい空いてるからさ、うん。お連れのお姉さんたちと一緒に座りな?』
「えぇ〜!お願い!ボク、お姉さんと仲良くなりたいなぁ…」
きゅるん、なんて効果音が付きそうな表情でお願いされる。
は〜??しつこいが??私生粋のぼっちだし死神となんて仲良くなんてなりたくないが???
『あ、いや、うん……わかったよ良いよ座りなよ………。』
「やったぁ!お姉さんありがとう!」
そう言って名探偵は私の隣に座った。
『あ〜…なんか飲む?お姉さんが奢ってあげる…。』
「ほんと!?ありがと〜!じゃあボクオレンジジュース!」
梓さんに注文した名探偵は、私の方に向き直ってニコニコ笑顔で誰得な質問をしはじめた。
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りん - 続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます! (2022年6月23日 13時) (レス) @page12 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
はく(プロフ) - 地雷女子ちゃんだぁー!かわいいっᐡ•͈ ·̭ •͈ᐡコナンくんだけじゃなくみんな疑ってるんか、、やめてけろ、、かわよいかわよい地雷女子ちゃんだぞ? (2021年11月14日 4時) (レス) @page12 id: 480d828c8e (このIDを非表示/違反報告)
しろね(プロフ) - 地雷系女子しか勝たん〜!この作品すきです!ありがとうございます(*ˊ˘ˋ*) (2021年10月24日 19時) (レス) id: b4e6159a2b (このIDを非表示/違反報告)
青折り紙 - コールボーイ!!!!!!!!ワシの好きな曲!!!!!!最高!!らびゅ! (2021年9月26日 8時) (レス) @page7 id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たま | 作成日時:2021年9月18日 23時