ねぇ、お出掛けですか。 ページ3
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2人で一緒にご飯を作って、2人でそれを一緒に食べる。
こんなこと、滅多にない。
いつも私が早く起きて2人分をつくるっていうのがテンプレだったから、またこれも新鮮で楽しいのかもしれない。
なるせちゃんは一人暮らしの時期があったから家事全般はできるし、手が空いたらやってくれる。こう見ると、普通にいい人だ。
「何ぼけっとしてんの。」
ふ、と意識が現実に引き戻される。
『いや、考え事。』
「あ、そう。俺今日出掛けて一日家居ないから、昼と夜ご飯準備しなくていいよ。夜も、何時になるか分かんないから先に寝てて。」
なるせちゃんは、普段外出をめったにしなかった。
でも最近、ちょくちょく遊びにいくようになった。少し寂しい気持ちもあるけど、健康的だし良いかななんて思っている。
『わかった。』
いつもは休日になるせといちゃいちゃしてるから、ちょっと寂しいけど。
私も久しぶりに、ショッピングでもいこうか。
『「ごちそうさまでした」』
久しぶりに食べたなるせとの朝ごはんは、心なしかいつもより少し美味しく感じた。
なるせも、「やっぱ二人で作るといいな」なんて言ったり。
まるで、新婚さん気分だ。
なるせと付き合ってもう、3年が経つのか。
そろそろ記念日だな、とカレンダーに目をやる。
5、という日付を囲うように描かれているのは、ハートマーク。その下には、
[ なるせとAが付き合いはじめた日 ]
と、なるせの丸い文字で書かれている。
そうだ、今日は記念日のプレゼントを買いにいこう。
なるせが好きなのは、何かな。
時計、とかお洒落だな。
そんなことを思いながらにへにへして、食器を洗っていた。
「顔がにやにやしてる。きも」
突然話しかけてきたのは、紛れもなくなるせで。
振り向くと、いつもと少し違う、かっこよくて大人っぽい、でもきちんとカジュアルな服を着て、ヘアメイクまでしっかりきまっていた。
『そんな格好してどこいくの、』
「Aは関係ないよ、」
ふふ、と微笑むなるせ。絵になるなぁ、なんて。
『そっか。もう行くの？早いね。』
「うん、待たせちゃいけないから。いってきます。」
『いってらっしゃい。』
待たせちゃいけない、なんてなるせが言うと思わなかった。
遊ぶっていってもあらきだけだから、もっとラフな服装だし髪の毛もてきとう。
女の子とでも、会うのだろうか。
そんな黒い感情に、蓋をした。
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Ｎｏi - う、嘘だよね！Nprseちゃんが… (2020年6月11日 10時) (
レス) id: b0d47f7052 (このIDを非表示/違反報告)
Ｎｏi - う、嘘だよね！Nprseちゃんが… (2020年6月11日 10時) (レス) id: b0d47f7052 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - nqrseちゃん…もしかして(´；ω；`)あぁぁあ考えたく無い(( (2019年5月2日 21時) (レス) id: cd5b3b3e38 (このIDを非表示/違反報告)
てぃな - 続きが気になります！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年2月8日 9時) (レス) id: 18ebb3f32a (このIDを非表示/違反報告)
雫 - とても面白いかったです！続きが気になるので更新頑張ってください！ (2019年1月8日 16時) (レス) id: 52b2f1d4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sen_re: | 作成日時：2018年11月18日 0時
