ねぇ、朝ですよ。 ページ2
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『ねぇ、なるせちゃん。おきて。』
いつもと変わらない、日曜日の朝。
窓からは朝の清々しい光が差し込み、…隣にはなるせちゃんが私を抱き締めながら寝たふりをしているみたいだ。
『お仕事、遅れちゃうよ？』
「ん〜……きょう、..やすみ……」
ﾁｯ、ばれたか。仕方がない、今週なるせちゃんはライブに収録に打ち合わせに、ずっと大変だったみたいだから。
『じゃあ離して、朝ご飯作るから。』
「やだ、。」
私を抱き締める力を強くして、そんなことを耳元で言ってくるなるせちゃん。なるせちゃんはどうやら、私を言いくるめる術を知っているようで。
「まぁ、抱いてて温かいし柔らかいからなんだけど。」
『なにそれ最低、でぶって言いたいの、』
…こうして落としてくるのが毎回のオチだけど。
「……んや、嘘、…俺がAと一緒にいたいしその方が安心感ある。何より、…すげぇ幸せ。」
普段はこんなこと言う訳ないし、毒きのこでも食べたのかと思った、
でもやっぱり嬉しいし、照れる。っていうのが、本音。
『…ねぇ、なるせちゃん、』
「なぁに。」
ふわ、と柔らかく微笑むなるせちゃんも、朝の光に照らされて輪郭が淡くなって、更にかっこよく見える。
『…すき、』
多分今の私は、耳が赤いんだと思う。
「ふふ、なにどうしたの急に。そんなこと知ってるんだけど。……でも、嬉しい。俺は愛してる。」
さっきの抱き締めたままの体勢だから、耳元で囁く形になってて恥ずかしい。
「ばーか、」
一言多いんだよ、そう小声で呟いて私はまた目を閉じる。
「え、寝るの。もう8時だよ。プリ○ュア見ないの。」
そういうなるせちゃんは、なぜかすごいあわあわしててちょっと可愛かった。
『じゃあ起きるよ、ご飯作らなきゃだし。なるせちゃんは寝てていいよ、疲れてるだろうし出来たら呼ぶから』
そう言って、抱きしめられてるなるせちゃんの腕をほどいて起き上がる。
「いや、俺も起きる。Aが隣にいないと、寝てても寒いし寂しいし嬉しくない。」
ほんとに毒きのこ食べたんじゃないですかね、ってレベルで今日はあまあまなんですね。
『あらうれしい』
「棒読み感すごいな、」
『そんなことないよ』
なるせちゃんがそうやって耳を触る時は照れてる時とか、恥ずかしい時だけだから。
ちょっぴり、かわいいなんて。
そんな他愛のない話をしながら2人仲良く寝室を出た、4月3日の午前8時。
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Ｎｏi - う、嘘だよね！Nprseちゃんが… (2020年6月11日 10時) (
レス) id: b0d47f7052 (このIDを非表示/違反報告)
Ｎｏi - う、嘘だよね！Nprseちゃんが… (2020年6月11日 10時) (レス) id: b0d47f7052 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - nqrseちゃん…もしかして(´；ω；`)あぁぁあ考えたく無い(( (2019年5月2日 21時) (レス) id: cd5b3b3e38 (このIDを非表示/違反報告)
てぃな - 続きが気になります！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年2月8日 9時) (レス) id: 18ebb3f32a (このIDを非表示/違反報告)
雫 - とても面白いかったです！続きが気になるので更新頑張ってください！ (2019年1月8日 16時) (レス) id: 52b2f1d4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sen_re: | 作成日時：2018年11月18日 0時
