32話 ページ38
史織side
はぁ…はぁ………っ
Aが見つからないっ。目が見えないからなるべく遠くには行ってないと思うんだけど……
もしかして…！
その時、私の頭に「交通事故」という文字がよぎった。
ま、まさか…でも、今のAは目が見えないし、可能性は十分にある。
でも、そ、そしたら、もし、そうだとしたら、Aは？私のせいで死んじゃった？
史織「うっ…ぐすっ」
だめ、私が泣いちゃダメなんだ！Aのほうがもっと泣きたいのに。
ゴシゴシ…よしっ！Aはまだどこかに絶対いる！はやく私が探さなくちゃ。
〜１時間後〜
そろそろ、空が茜色になってきた…
そう言えば、茜色ってAの好きな色だったっけ？夕日みたいで綺麗って言ってたな。
でも、もうAは茜色を見ることが出来ないんだ……私のせいで、
そう言えば、
Aのご両親が亡くなったのってちょうど五年前の今日だ…
高校になって初めてAと会ったときは生きる気力を失った目だった。まるで人を避けているかのように…
だけど、私はそんなAが放っておけなくて、気になって、Aに話しかけてみた。そしたら、Aはとても優しくてとても面白いし、でも少し天然でドジで……ほんとに放っておけない愛らしい子だと言うことが分かった。それから、私達は親友と呼べる絆までに成長した。すると、だんだんAが家族のことについて話してくれるようになった。
Aのご両親が何故亡くなったのか。その後はどうしたのかなど、私はその話を聞いた時は涙が止まらなかった…Aはなんて、いい子なんだろうってAはどんなに強いんだろうって私だったら、絶対に心折れてるはずなのにAは笑顔で、「大丈夫だよ私もう高校生だよ？」って
今思えば、Aは全然大丈夫じゃなかったのかもしれない…いや、大丈夫じゃなかったはずだ。
そう言えば、まふ先輩が言ってた。
まふ「この世にね？心が強い人なんて居ないんだよ？それは、感情を隠すのが上手い人のことなんだよ」
そうだ、そうだよね。
強い人なんて居ない。私はAのこと強いって思ってたけど…違う
Aは強いんじゃない。感情を隠して隠してみんなにバレないようにするのが上手いだけなんだ。
なんで、こんな簡単なことに気づかなかったのかな、私…最低だ。親友失格だよ。ほんとにごめんA！！
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いちごDJ(プロフ) - 翔也さん» マジですか…w私は期末中親に見つからないようにスマホいじってましたwwwでも、月曜日に点数が出るのでそれがとても心配です… (2017年7月2日 1時) (
レス) id: d3472264bb (このIDを非表示/違反報告)
翔也(プロフ) - いちごDJさん» 期末中はスマホ禁止されてたけど期末終わったとたん占ツクきました( ・´ー・`) (2017年7月1日 23時) (レス) id: 8a71459d56 (このIDを非表示/違反報告)
いちごDJ(プロフ) - 翔也さん» ありがとうございますぅ！期末終わった開放感、ほんとやばいですw (2017年6月30日 23時) (レス) id: d3472264bb (このIDを非表示/違反報告)
翔也(プロフ) - 僕も今日期末終わりました！これからも更新頑張って下さい！ (2017年6月30日 23時) (レス) id: 8a71459d56 (このIDを非表示/違反報告)
いちごDJ(プロフ) - ぷてなさん» ありがとうございます！続きが気になるような小説を書くのが目標だったのでとても嬉しいです！本当に有難いです… (2017年4月5日 23時) (レス) id: d3472264bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(名前)いちごDJ | 作成日時：2017年1月22日 21時
