空白柱の少女

2話 ページ4

鬼のハチャメチャな攻撃に少女が交わし続ける。




鬼「...くっ!





何故...俺の攻撃をすんなりと交わすのだぁ？」



独り言のようにﾌﾞﾂﾌﾞﾂと呟きながらも少女への攻撃を止めようとしない。






『可愛そうですが仕方ないですし...





蝶の呼吸!



参の型、血濡れ蝶の風!』




少女の言葉が合図となり蝶の群れが血のように染まり鬼化した男性を切り刻み...







ｺﾞﾄﾞｯ...



鬼「ぎゃあっ...!」




いつの間にか、首までも切り落とされていた。




『ﾌｯ...蝶刃は、鬼の血を含めるごとに強さや威力を増すんで簡単ですし...。』



少女が鬼の男性に語り掛けながら刃に付いた鬼の血を振り払う。




胡「...早い者勝ちでしたかぁ?


私よりも先に鬼の首を殺るとは、驚きましたよ...白井 Aちゃん!」




『ﾑｯ...ちゃん付け止めてください。


しのぶ様...。』



そう言うとため息をしのぶは、付きながらも...




胡「あれれ...?



私には、様を付けて呼ぶのに私がちゃん付けする事を止めるんですかぁ？」



ｶｧｧ...とAの顔が赤く染まる。


しのぶは、ｸｽｸｽと笑いながら楽しんでいる様子を見せていた。

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